*Newbury
Ladbrokes Novices' Chase (G2) 2m3f187y
終始ハナを切ったLa Bague Au Roiがそのまま逃げ切り勝ち。
La Bague Au RoiはHurdleでは牝馬限定戦を中心に活躍してきた馬。ゆったりとしたペースからの機動力勝負という点では屈指の安定感を誇るが、どうにもG1クラスのペースとなると厳しいようで、OLBG Mares' Hurdle (G1)、Champion Stayers' Hurdle (G1)などでは勝負に加わることなく大敗している。Chaseはこれで2戦2勝とした。自分のペースで運んだここでは安定した飛越を見せた。今後はKauto Star Novices' Chase (G1)を当面の目標とするようで、Noviceクラスの24f戦はかなりペースが落ちることが多いため、待望のG1制覇に向けてチャンスがあるだろう。対抗角と目されたLostintranslationは最後遅れたが、残り3障害でのミスが響いたもの。
Long Distance Hurdle (G2) 3m52y
Monbeg Theatreが逃げる展開だが、残り3障害辺りから馬群は密集。そこから抜け出してきたUnowhatimeanharryがClyneを抑えて勝利した。
Unowhatimeanharryは2年前のこのレースの勝ち馬で、Long Walk Hurdle (G1)、Champion Stayers' Hurdle (G1)勝ちをはじめ2016-17シーズンには一時代を築くかという勢いを見せた馬。昨シーズンはさほど結果を残せず、Wind Surgeryを経て今シーズンは復帰していた。さほど強力なメンバーがいなかったここでは持ち前の器用さを見せたが、やはり10歳と年齢を重ねていることもあり、これ以上を望むのはやや厳しいだろう。どちらかというと安定勢力という立ち位置に収まることが想定される。距離を伸ばしてきたClyneはここに目途をつける2着。上り馬The Mighty Donは格下ながら検討した。Wholestoneは24fは長そうな止まり方。人気のSam Spinnerは落馬に終わったが、やはり去年のように外連味のない逃げを見せた方が持ち味が出せるように思える。