*Plumpton Good to Soft
Novices' Chase (C4) 2m3f164y
https://www.attheraces.com/racecard/Plumpton/06-January-2019/1310
フランスからMaster Dinoを迎えて行われた一戦。Knocknanussが逃げる展開も、残り2障害辺りからこれに接近したMaster DinoがそのままKnocknanussを突き放して勝利した。
Master Dinoは現5歳世代のHaiesでは最強を誇った馬。前走はAuteuilの4歳限定Steeplechaseに参戦し、その前評判に違わぬ30馬身差の圧勝を見せている。近年ではフランス調教馬がこのようにイギリスChaseに参戦してくるのは異例なことで、この馬もこれがイギリス初戦であったのだが、さすがにフランスにおける実績に違わぬ走りを見せた。KnocknanussはNoviceでは珍しく今年9歳になる馬だが、前2戦はいずれもC3のNoviceとはいえ圧勝を見せており、おそらくListed級以上の実力はあったことを考えれば、Master Dinoのパフォーマンスは優に重賞クラスである。力を抜きつつも丁寧で大きな飛越はフランス障害馬の特徴だが、ここからペースを上げるために飛越を調整する動作は今回のレースではさほど要求されなかったため、今後の課題としてはやはりペースが上がった際の対応力だろう。もっとも、今後は20f Novice Chase路線を使うらしく、この路線は妙な乱ペースになることは少ないため、現時点でさほど大きな問題にはならないと考えられる。
*Naas Good (Good to Yielding in places)
Lawlor's of Naas Novice Hurdle (G1) 2m4f
Magniumがゆったりと逃げる展開も、外から進出したBattleoverdoyenが追いかけてきたSams Profile、Getareasonなどを凌いで勝利した。Tornado Flyerは途中棄権。
BattleoverdoyenはこれでMaidenから連勝とした。NHFから圧勝を続けてきた素質馬であり、さすがにその加速力とスピード能力は高いものを持っているようだ。ただし外から強引に内を閉じ込めるように進出したJack Kennedy騎手の進路どりにも気を付けておいた方がよいだろう。結果的に、内にいたSams ProfileやGetareasonなどは行き場をなくし、外に持ち出すに至っている。そのSams Profileは24fからの距離短縮であったが2着まで来た。この辺りは進路取り一つだろう。