にげうまメモ

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19/02/03 French Racing

*Pau Lourd (4.8)

Grand Cross de Pau Reverdy (Listed) Cross Country 6300m

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2019/O/K2Mzb3dWV3dzZG5KNktGTExtR1RUQT09

https://www.youtube.com/watch?v=NHGb3wyjmEQ&t=0s

12月から2月に行われるPau競馬場の大一番。昨年の勝ち馬で、昨年の同レースから4連勝できたUroquoisが人気になっていた。追いかけてBucefal、Parc Monceau、Saying Againなど。

例によってUroquoisがテンポよく逃げる展開。これを追いかけてSaying Again、Parc Monceauなど。勝負所のGros Passage de RouteにてUroquoisが躓くミスをすると、代わってSaying Again、Parc Monceauが先頭に。これらが逃げ込みを図るも、内から復活してきたUroquoisがParc Monceauを交わして勝利した。3着にSaying Again。

Uroquoisはもともと行きたがって走っては自滅するレースを繰り返してきた馬なのだが、11歳とだいぶ年齢を重ねてきたこともあり、だいぶ気性的には落ち着いてきたようだ。ただしそれでも少し行きたがる面があるなど、気性的には紙一重の部分があるのだろう。VolpoomやBanquetteなど、Pauの難所として存在する障害に対する動作が非常に正確であり、これが他馬の追随を許さない走りに繋がっている。Gros Passage de Routeの着地部分で若干の不安があるようで、Parc Monceau、Saying Againが前に出たのもその場面であった。Grand Cross de Craonの勝ち馬Parc Monceauは見せ場を作っての2着。ようやく前走でPauの障害にも慣れてきたようで、今回も非常に正確な飛越を見せていた。古豪Saying Againも検討し3着。この2頭はさすがにUroquoisほどのVolpoomでの速さはないようだが、終始ミスのない素晴らしい飛越を見せていた。BucefalはIrish Fenceでミス、そこから立て直して4着に来た。ただしVolpoomなどでは若干前の馬に後れを取る場面があり、それがこの着順に繋がったものと思われる。