にげうまメモ

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19/04/22 National Hunt Racing

*Fairyhouse Good to Yielding

Rathbarry & Glenview Studs Juvenile Hurdle (G2) 2m

https://www.sportinglife.com/racing/results/2019-04-22/fairyhouse/521406/rathbarry-and-glenview-studs-juvenile-hurdle-grade-2

チークピーシーズをつけたWay Back Homeが逃げるも、最終コーナーを回ってこれに並びかけたFrench Madeが追いかけてきたGardens Of Babylonを抑えて勝利した。離れた3着にはCoeur Sublime

French Madeは重賞初勝利とした。前走はいきなりJCB Triumph Hurdle (G1)に挑戦し、さすがに大敗していたが、ややペースも落ち着きスムーズな競馬が出来たここではスピード能力の高さを見せてくれた。まだHurdle3戦目と伸び代がありそうなのもまたプラス材料だろう。そのJCB Triumph Hurdle (G1)にて3着に入ったGardens Of Babylonは2着まで。前をふらふらと走っていたCoeur Sublimeを捌くのに苦労した分か。同じくJCB Triumph Hurdle (G1)の2着のCoeur Sublimeは平地部分のスピードで脱落し3着。もう少し馬場は渋った方がよさそうだ。

 

Devenish Chase (G2) 2m4f

https://www.sportinglife.com/racing/results/2019-04-22/fairyhouse/521413/devenish-chase-grade-2

ゆったりと先頭を走ったJettがそのまま逃げ切り勝利。The Storytellerが2着。

Jettは実は重賞初勝利。Chaseは案外長い馬で2016年の12月から走っており、様々な条件を走っているためどうにもつかみどころがないのだが、なんだかんだでペースが落ち着くこの距離で、ゆったりと走れたことが好走の要因なのだろう。The Storytellerはさすがにこのメンバーであれば勝ち切りたかったのだが、勝ち馬との8lb差が響いたか。Ordinary Worldはどうにも今シーズンはパフォーマンスを落としている。以前は唸るような勢いで上がっていったはいいものの、追い出してみたらさっぱりというレースが多かったのだが、今シーズンはその勢いすら見られない。

 

Irish Grand National Chase (Grade A) 3m5f

https://www.sportinglife.com/racing/results/2019-04-22/fairyhouse/517920/boylesports-irish-grand-national-chase-grade-a

めっちゃ楽しみにしていたレースなのだが、最後の直線を向いたところで回線が死んだ。翌日Googleさんにネタバレを食らった。しにたい。

Total RecallとAcapella Bourgeoisが引っ張る展開だが、Total Recallはどうにも飛越がおぼつかず徐々に後退。途中から先頭に立ったWhisperinthebreezeが先頭に立ち、一旦は後続を引き離すも、残り4障害辺りから一気に後続が殺到。ここから抜け出してきたBurrows SaintがIsleofhopendreamsを下して勝利した。Acapella Bourgeoisが3着。

レースとしてはやや気合をつけてTotal Recallが逃げたり、Whisperinthebreezeが果敢に仕掛けていく場面こそあったものの、おおむねAcapella Bourgeoisがゆるっと引っ張る展開である。Burrows Saintはまだ6歳の若馬で、Chaseはこれで4戦3勝。HurdleではPunchestown Champion Novice Hurdle (G1)にて3着のある馬で、当然Chaseでもと期待されたはずなのだが、どうにも始動が2月と遅れていた。前走のHugh McMahon Memorial Novice Chase (G3)を勝っての参戦だったのだが、最後まで殆どミスのない経験馬顔負けのレースを見せた。最後の最後までRuby Walshが追い出しを待っていたように、おそらくスプリントをかけた時の脚はさほど長続きはしないようだが、少なくともこのパフォーマンスは来年のGrand Nationalに向けて記憶しておくべきものだろう。

12歳のIsleofhopendreamsは昨年に続き2着。ChaseはBeginners Chaseのみしか勝ち鞍がないのだが、昨年の不良馬場も今年の良馬場でも崩れずに走る能力は大したものである。なんとかレーティングを上げてGrand Nationalでも見たいのだが、さすがに年齢的にも厳しいか。Acapella Bourgeoisはレースを作っての3着。Willie Mullins厩舎に移籍後はどうにも強引に抑え込むようなレース振りにより力を出せていなかったのだが、前走のSuir Valley Chaseでは前々で運んでYorkhillを8馬身ほど下しているように、やはり気分よく走らせることで力を発揮するようだ。どうにもスタート地点でも他の馬から離れようとするところが目立っており、かなり怖がりな面もあるのかもしれない。

昨年の勝ち馬General Principleは途中棄権。良馬場でも格好はつけられる馬だが、今年はGrand Nationalからの参戦であり、さすがにお疲れだったかもしれない。逃げたTotal Recallは相変わらず飛越が安定しない。気性的にもどうにも信用しにくい部分があるかもしれない。WhisperinthebreezeはMagic of Lightで記憶に新しいPaddy Kennedy騎手が果敢なレースをして見せ場を作ったのだが、途中からは完全に脚が上がっていたように、やや早仕掛けに過ぎたような印象。