にげうまメモ

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19/05/01 Australian Racing

*Warrnambool Soft 6

Galleywood Hurdle 3200m

https://www.racing.com/form/2019-05-01/warrnambool/race/6/results

好スタートを切ったSelf Senseがハナに行く展開も、これに並んでいったGoodwood Zodiacが2周目あたりから先頭に。しかし残り800m辺りから好位にいたBig Blueがするすると上がっていくと、最終コーナーまでには先頭に代わる。そのまま追いかけてきたMr One Elevenを振り切って勝利した。Lucques、Goodwood Zodiacと続いた。Self Senseは5着まで。Ivan Groznyは大敗。

John Allen騎手は障害競走でうまい人なのだが、ここのところは平地競争へのウェイトを上げているらしい。Big BlueはCasterton Hurdleの勝ち馬だが、平地ではRoyal RandwickのSt Leger Stakesの勝ち鞍もある。前走のMJ Bourke HurdleこそLucquesに敗れていたが、今回は積極的な競馬でLucquesを逆転するに至った。Mr One Elevenは南オーストラリアの名門Eric Musgrove厩舎の馬で、南オーストラリア州のHurdle競走を未勝利から3連勝で挑んできたが、強敵相手に見せ場を作った。実績的には格下だが、南オーストラリア州の馬として今後の活躍が楽しみになるレースであった。前走Big Blueを下してきたLucquesはやや踏み遅れての3着。前走の未勝利戦で強烈なインパクトのある大逃げで圧勝してきたGoodwood Zodiacは、どうにもここに入ると飛越の拙さが目立った。行きたがる気性であるため気分よく走るにはハナを切るしかないのだが、飛越の拙さのために他の馬に前に出られることで、障害飛越のたびに余計な加速を強いられているように見えた。人気を背負っていたSelf Senseはどうにも使える脚が短いようで、今回は道中連続でプレッシャーをかけられたことにより最後は脚が完全に上がっていた。いわゆる平地との「二刀流」の馬だが、平地を走ることでかえって障害においては前向きな気性に火がついてしまい、道中からなし崩しにスタミナを浪費しているように見える。