にげうまメモ

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19/05/02 National Hunt Racing

*Punchestown Good to Firm (Good in places)

Mongey Comunications La Touche Cup Cross Country Chase 4m2f

https://www.sportinglife.com/racing/results/2019-05-02/punchestown/522648/mongey-communications-la-touche-cup-cross-country-chase

Ballyboker Bridgeが先頭を切ると、これを好位からLike A Demon、Josies Ordersなどが追走。途中からMtada Supreme、Sizing Coalなども押し上げるが、これらをBallyboker Bridgeが振り切ると2着のVital Islandに25馬身差をつける圧勝。Josies Ordersは3着まで。

Ballyboker BridgeはPunchestownのCross Countryは長い馬で、2015年及び2016年のP.P. Hogan Memorial Cross Country Chase勝ちがある。La Touche Cupはここ2年連続で3着に入っていた。CheltenhamのCross Countryでもやれるだけのスピードを持った馬であり、PunchestownのCross Countryの経験は非常に高い。盤石の勝利であったが、11st7lbの斤量も味方しており、12歳とやや高齢なだけにどこまでやれるかどうかは未知数である。Vital IslandはほとんどPTPかこのPunchestownのCross Countryだけを使っている馬。前走のLadies Perpetual Cupは途中で落馬に終わっていたが、今回は見せ場を作った。ただしBallyboker Bridgeとはかなりのスピード能力の差はありそうで、こればかりは使ってきたレースがレースだけに仕方ないところがありそう。Josies Ordersはさすがに12st7lbの斤量は厳しかった。PTPやHunters' Chaseであればあり得ない斤量ではないのだが、やや小柄な馬だけに斤量が堪えたか。Mtada Supremeは勝負所から脱落して4着。さすがに14歳という高齢もあり、スピード能力の面ではやや厳しいところがある。Sizing Coalは見せ場を作るもやや心配な止め方。Jarobは早々に途中棄権したが、その前に着地を大きくミスする場面があった。

 

Champion Stayers' Hurdle (G1) 3m(Good to Yielding / Yielding in places)

https://www.sportinglife.com/racing/results/2019-05-02/punchestown/522649/ladbrokes-champion-stayers-hurdle-grade-1

Champion HurdleなのかStayers' Hurdleなのかよくわからないレースだが、どうやら二つ重なると3マイルのPunchestownの競走になるらしい。ほんと同じような名前のレースばかり作るのやめて欲しい。

やや注文を付けてKillultagh Vicが脱げる展開。好位からAux Ptits Soins、Vision Des Flos。さらにBapaume、Bacardysなども追走。残り3障害辺りから一気に馬群は固まると、そこから抜け出してきたUnowhatimeanharryが外から追い上げたBacardysを抑えて勝利した。Bapaume、Killultagh Vicと続いた。

Unowhatimeanharryは2015-17にかけて一時代を築き上げた馬で、Albert Bartlett Novices' Hurdle (G1)、JLT Long Walk Hurdle (G1)、Champion Stayers' Hurdle (G1)の勝ち鞍がある。2018年のStayers' Hurdle (G1)で大敗後にWind Surgeryを経て復帰するも、その後はどうにもいまいちなパフォーマンスであったのだが、ここで驚きの勝利を挙げた。元々極端に馬場が悪くなるといまいちなところがあったり、どちらかというと馬群をすり抜けていく器用さを生かして勝ってきたような部分があるため、早々からペースが流れると厳しいところがあるのだが、今回はどうにも飛越に難があり、Chaseではリスクが高すぎると判断されたKillultagh Vicが逃げたこともあり、どちらかというとこの馬向きの展開となった。好位から追走を掛けたMark Walsh騎手の手綱さばきも光ったが、G1としてはかなりメンバーは手薄な部類であったことは注意した方がいいだろう。

Bacardysはじわじわと追い込んで2着。一時はChaseにも挑戦したのだが、飛越が安定せずにHurdleに戻されている。この馬もまたペースが流れるとダメな部類だが、勝負所で勝敗を決めるほどの機動力があるわけでもなく、どうにも難しいところがある。Bapaumeは人気になっていたが、抜け出したUnowhatimeanharryを捉えきれず3着まで。Killultagh VicはやはりHurdleの方がよさそうで、気性的に難しいところがあるためこのようにハナに行く競馬が向きそうだ。Aux Ptits Soinsは終始前が壁になっていた。前が空いてから強烈な決め手を繰り出しているわけでもないのだが、さすがにあの位置からはどうしようもない。Vision Des Flosは最終障害で大きなミスをして後退。

 

Ryanair Novice Chase (G1) 2m(Good to Firm / Good in places)

https://www.sportinglife.com/racing/results/2019-05-02/punchestown/522651/ryanair-novice-chase-grade-1

早々にUs And Themが落馬する展開。Ornuaが軽快に飛ばすも、これを好位から追いかけたChacun Pour Soiが抜け出すと、追いかけてきたDefi Du Seuilを凌いで勝利した。Duc Des Genievresは3着。

Chacun Pour Soiはこれでアイルランド移籍後2戦2勝とした。まさかBeginners Chaseを勝ったばかりの馬がここでいきなり強力なメンバー相手に完勝を決めてしまうとは、かなり驚きのパフォーマンスである。飛越にはミスはなく、Ornuaが作り出したやや厳しいペースを余裕を持って追走していた上に、機動力では素晴らしいものを誇るDefi Du Seuilを完封するのだから強いの一言である。ただし、アイルランドデビューまでに3年ほどの休養期間が設けられており、故障によるものであるとするとやや健康面が課題になるだろう。

Scilly Isles Novices' Chase (G1)、JLT Novices' Chase (G1)と連勝してきたDefi Du Seuilは見せ場十分の2着。最近は20f戦を使っており、元々どちらかというと高さのあるような飛越を見せる馬だけに16fでの追走には不安があったのだが、Ornuaが作り出す厳しいペースを難なく追走していた。この馬もまた来シーズンに向けて非常に楽しみが広がるレースを見せたと言えよう。人気を背負ったDuc Des Genievresはさっぱり走らなかったのだが、前走はHeavyに近い馬場であり、今回は良馬場と条件が大きく違っていたことによる可能性もあるだろう。前走のDoom Bar Maghull Novices' Chase (G1)を勝ってきたOrnuaは早々に脱落したが、レース前にもかなり気性的な難しさを見せていた。ここのところ2着が続いていたUs And Themはもったいない落馬。