にげうまメモ

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19/06/02 New Zealand Racing

*Otago RC @ Wingatui Heavy11

Wairepo Hereford Stud Hurdle RST OPN HDL SWP 2750m

https://loveracing.nz/RaceInfo/47608/1/Race-Detail.aspx

Cashelがゆったりと逃げる展開も、好位からJackfrostがこれを追いかける。さらに残り600mを切ってからスパートを掛けたBanbury Ladとの叩き合いは外のBanbury Ladに軍配が上がった。Jackfrost、Cashelと続いた。The Energizerは落馬。

Banbury Ladはこのくらいの距離のHurdleを使ってきた馬で、前走はGreat Western HurdleにてThe Energizerの2着に入っている。だいぶ引っかかって走る部分があるらしく、Stuart Higginsはぎりぎりまでこの馬の追い出しを我慢している節があるようだ。機動力の面では相当高い物がありそうだが、距離が伸びてよいかと言われるとかなり微妙なところ。昨年のGreat Northern Hurdle、Grand National Hurdleを制したJackfrostはむしろ74kgを背負って2着まで格好をつけたことを褒めるべきだろう。第一障害でらしくないミスはあったが、距離が伸びてよくなるタイプ。The Energizerはどうにも反応が悪かったが、取り合えず最後はエンジンが掛かっていたように見えた。何事もなければよいのだが。

 

Wairepo Hereford Stud Steeplechase RST OPN STP SWP 3200m

https://loveracing.nz/RaceInfo/47608/2/Race-Detail.aspx

オセアニアでは比較的珍しいバリアスタートから。直線入り口に存在する生垣障害をはじめ、障害としても本格的なものが設置されているWingatuiのコースである。

レースはAdequacyがやや引き離して逃げる展開。途中からDelacroixがこれに絡んでいき、2頭にマッチレースになるも、Adequacyがこれを僅差抑えて勝利した。Regalo Reaal、Go Go Gonzoは遅れた。

AdequacyはこれでSTPは初勝利。ただしここまで2着が3回とRST OPNでもやれるだけの下地はあったようだ。Delacroixは最終障害のミスが響いての2着。68kgと斤量を背負っていたことを考えると、こちらを上にとるべきだろう。Go Go Gonzoはどうにも飛越のリズムが悪く、STPに苦労しているように見えた。Irish Dude、Paddy Owenは馬場に滑って転倒していたようで、どうにも馬場がかなり滑りやすくなっていたのは気になる点である。