にげうまメモ

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19/06/15 New Zealand Racing

*Manawatu RC @ Awapuni Heavy11

IPL Plywood Maiden Steeplechase MDN STP 3200m

https://loveracing.nz/RaceInfo/47410/1/Race-Detail.aspx

Mr Enthusiasticが逃げ、これをWho Can Tellが追いかける展開。やや後れでEddie Gilbert、Zedeedudadeeko。途中からEddie Gilbertが上がっていくも、Who Can Tellが最後までこれを抜かせずに勝利した。3着にMr Enthusiastic。Zedeedudadeekoは4着まで。

Who Can Tellは単勝37.8倍の最低人気の馬で馬券は大荒れになった。ここまでSTPの経験は11戦と長いものの、どこに行ってもさっぱり良いところがなかった馬だけに驚きの勝利である。Flatでは未勝利、HDLでもMDN勝ちのみであり、何がお気に召したのかは謎である。Eddie Gilbertは昨年STPを使った際と比べるとだいぶ進境をうかがわせる2着。ZedeedudadeekoはSTPは初参戦であり、飛越自体にはさほど問題はなかったのだが、勝負所のスピードの乗りを見ていると単純に馬場が良すぎたようだ。

 

Manawatu ITM Awapuni Hurdles OPN HDL 2900m

https://loveracing.nz/RaceInfo/47410/3/Race-Detail.aspx

逃げたGallanteがJochen Ricdtを振り切るとそのまま12馬身差の圧勝。2着には追い込んだMaxが入った。

Gallanteはもともとフランス・オーストラリアの平地でG1を2勝してきた馬で、昨年のGreat Northern Hurdle (PJR)ではJackfrostの4着に入っている。今シーズンは期待されたほどの走りを見せていなかったのだが、たたき台としての位置づけが高い2000m級のレースを2走して調子を上げてきたことが想定される。Heavy11としては標準的な馬場であるここを快勝したのは今後に向けて明るい材料だが、メンバー的にはやや楽であった面は否めないだろう。前走McGregor Grant Steeplechase (PJR)を勝利してきたMaxはさすがに調子のよいところを見せた。El Corbyは本来PJRでも戦えるだけの力を持った馬なのだが、今回は不幸な落馬に終わった。MDN勝ちのあるClass Aboveももったいない落馬。この2頭の脱落はややレースレベルを考える上ではもったいない物があった。

 

L J Hooker Manawatu Steeplechase OPN STP 4200m

https://loveracing.nz/RaceInfo/47410/5/Race-Detail.aspx

Jokingが例によって逃げる展開だが、2周目からやや押してOld Countessが前に出てペースがあがる。後半からZedaceが先頭に立ち逃げ込みを図るが、するすると上がってきたGagarinがこれを捉えて勝利した。3着以下は大きく遅れた。

GagarinはSTPはこれで2勝目。McGregor Grant Steeplechaseこそ案外であったが、だいぶSTPにも慣れて力をつけてきたような感がある。PJRクラスでの勝利の可能性も十分にあるだろう。Zedaceはこれが未勝利馬とは思えないほど堂々としたレース振りでGagarinを追い詰めた。残り2障害地点でのミスによりバンテージがほどけているのだが、走りにはそう大きな影響はなさそうではある。Wise Men Sayは案外馬場に敏感な面もあるためこういう日もあるだろう。これを叩いて調子を上げてくれば。昨年Miracle Recoveryということで有名になったDes De JeuとAaron Kuruだが、今日は残念ながら落馬に終わった。