にげうまメモ

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19/06/23 New Zealand Racing

*Te Aroha Heavy11

Piako Mistubishi Maiden Hurdle MDN HDL 3100m

https://loveracing.nz/RaceInfo/47403/1/Race-Detail.aspx

2周目からAssignが先頭に立つものの、最終コーナーからスムーズに進出してきたGobstopperがSummer Warriorに13馬身をつける快勝。GobstopperはHDLは初戦から勝利を挙げ、その能力の高さを見せた。平地ではChristchurch Casino 154th New Zealand Cup (G3)などの勝ち星のあるニュージーランド中長距離で活躍してきた馬で、3歳時にはNew Zealand Derby (G1)への参戦歴もある。スピードに乗せてからの飛越はいまいちなところもあったが、MDNとしては許容範囲だろう。平地でももう少し走れる感もあるだけに楽しみな一頭である。

 

Piako Rural Services Open Hurdle RST OPN HDL 3100m

https://loveracing.nz/RaceInfo/47403/2/Race-Detail.aspx

例によってSino Heightsが逃げるも、Wilijonmcbride、Wee Biskitなどが殺到。2周目からはWee Biskitが先頭に立つ。最終コーナー辺りから馬群を縫ってHesaljazzが先頭に立ち逃げ込みを図るが、外から伸びたBorninasandpitがこれを差し切り勝利した。Arite Guru、Clapathundaと続いた。Hesaljazzは4着。

実は先ほどのMDNよりも6秒程度遅い決着となっている。前半から馬群が密集し、途中からAssignが引っ張りペースを上げる形になったMDNと異なり、前半からある程度Sino Heightsが引っ張ることで結果的にタイムロスを生じるようなレースとなっている。BorninasandpitはHDLは2勝目であり、昨年の8月以来のHDL参戦であった。タイムロスが生じる展開において、前の争いに巻き込まれなかった有利は考慮しておいた方が良いか。Arite Guruは前々で立ち回っての2着。この馬もまたMDNを勝ったばかりの馬。Hesaljazzは最終コーナー辺りで一気の加速を見せるも最後は脚色が一杯になってしまった。Raisafuashoはこの展開であれば捲り切って欲しかったのだが、どうにも今シーズンはいまいちである。

 

The Spray Rig Maiden Steeplechase MDN STP 3500m

https://loveracing.nz/RaceInfo/47403/5/Race-Detail.aspx

Henry Tudorが逃げる展開。早々に人気のBay Rockerが落馬し、誘導馬に追いかけられる一幕もあり場内は盛り上がりを見せる。Bay Rockerは残念ながら捕まらず、馬群に合流するとこのあおりを食ってSontanaが落馬。Henry TudorとGeorgethefifthのマッチレースはHenry Tudorに軍配が上がった。

途中でBay Rockerが落馬し、空馬がSontanaに迷惑をかけてはいるものの、上位2頭はそれなりに高いレベルのパフォーマンスを見せている。Henry TudorはOPN HDLではさすがに歯が立たなかったようだが、初のSTPでは安定した飛越を見せており、STPへの適性の高さを感じさせる走りであった。GeorgethefifthもまたHenry Tudor相手にこれだけ走れれば勝利は近いだろう。Bay RockerはHDLで近走まで好走を見せていただけに人気になっていたようだが、今回は残念な結果に終わった。

 

Knottingly Farm Open Steeplechase RST OPN STP 3500m

https://loveracing.nz/RaceInfo/47403/6/Race-Detail.aspx

Yipsonが先頭を切る展開も、2周目あたりから内を立ち回ったJust Got Homeがせんとうに。しかし最終コーナーを回って接近したZamoraがJust Got Homeとの叩き合いを制して勝利した。3着にはMagic Wonder。

ZamoraはSTPは2勝目とした。Pakuranga Hunt Cup (PJR)はPerry Masonが相手と少々メンバーが強力だったようだが、ややメンバー的に落ちるここでは力を見せた。前走0-1 WIN STPであっさり負けたのは馬場が良すぎたせいだろうか。HDLではかなりの実績のあるJust Got Homeは残り2障害でのミスはあったのだが、STPではこのくらいの立ち位置ということで整理が出来そうな印象。The Arabian Dukeは人気になっていたが案外であった。Thenamesbondは自分のペースで走らないとやはり厳しいところがある。