にげうまメモ

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19/07/03 German Racing

*Hamburg fest

Alpine Motorenöl-Seejagdrennen 3600m

https://www.turf-times.de/rennen/2019-07-03-hamburg-7-r-alpine-motorenoel-seejagdrennen

いわゆるドイツの池の中を泳ぐ障害競走。レース映像はリンク先のracebetのホームページから見れるはず(要登録)。Turf-timesのリンクが間違っているので、Hamburgの第7レースを選択してください。

Wutzelmannが逃げる展開も例によってレースは密集して進行。池に進入するところでBox Office、Captain Von Trappeの2頭がバランスを崩して騎手が落馬。池を最初に泳ぎ切ったSerienlohnが追いかけてきたWutzelmannを振り切り勝利した。Turfrubinは大きく遅れた。

チェコ調教馬のPentre Elusifが勝利し、その他にもイタリアのIcarium、ポーランドのIsmina、さらにフランスのAufsteigerと国際色豊かであった昨年とは打って変わって、今年はドイツ調教馬のみのレースとなった。Serienlohnは前走はSvenskt Grand Nationalを制してきた馬。昨年まではいまいちぱっとしなかったのだが、昨年の10月からフランスのStrassburgを走ることでかなり馬が変わってきてるようだ。最下位に終わった昨年とはまるで別の馬であったと理解していいだろう。映像の問題でHamburgの難易度の高い障害の飛越が見られないのは残念だが、池への進入と対応には問題はなかったようだ。いずれにせよ、近年地盤沈下が著しいドイツ障害競馬において楽しみな一頭となればよいのだが。9歳のWutzelmannはさすがに安定したレースを見せた。昨年の段階ではドイツ障害競馬トップクラスの走りを見せていた一頭で、Serienlohnと比べるとどうにもスピード面で分が悪いようだが、9歳という年齢を考えるとまだまだ長く活躍してもらいたいものである。Turfrubinは障害は2戦目で、5歳という年齢も考えればこれからだろう。AP McCoyの最後の騎乗馬となったBox Officeは初めてのHamburgの障害コースで、もったいない落馬に終わった。もともとアイルランドで走っていたCaptain Von Trappeはドイツ初戦であったがこれもまた落馬。この2頭はまだこれからだろう。