にげうまメモ

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19/09/14 Japanese Racing

*Hanshin Firm

Hanshin Jump Stakes (JG3) 3140m

前半から積極的にハナに行ったメドウラークがそのままシンキングダンサーを抑えて勝利した。3着にはサトノエメラルド。

メドウラークは史上12頭目となる平地・障害両重賞制覇を達成した。春麗ジャンプステークスに見た際にはまだ飛越技術が持ち前のスピードについて行っていない部分があったのだが、今回の飛越を見る限りではだいぶ飛越技術も上達しており、元々あった緩いストライドを生かす走りへと変わってきている。脚力があるため飛距離を稼ぐことが可能であることも踏まえると、このようなタイプは前で自分のペースで走らせた方がいいのだろう。さっさと迷わずに前に行ったのは北沢騎手の好判断であった。若干完歩を合わせるところで手間取る場面があり、このようなロスが少なくなればよりパフォーマンスを上げてくる可能性がある。平地で実績があるためともすればハードルタイプの方がと思われるこの馬にとって、阪神の比較的大型の障害をこなすことが出来たことは大きな収穫である。

シンキングダンサーはさすがに安定したレースを見せた。飛越技術の高さはここでも最上位のものがあるのだが、どうにも障害を丁寧に飛ぶ場面が多く、この辺りが障害部分で加速しきれない原因となっている可能性がある。フランスHaiesでも走ってみてくれると面白いのだが。サトノエメラルドは未勝利を勝ったばかりの馬だが善戦した。対抗角とみられていたトゥルーハートは前とはやや離れた4着。もう少し積極的な競馬を期待したい。アグリッパーバイオは途中で分かりやすく大きなミスがあった。