にげうまメモ

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19/10/13 French Racing

*Auteuil Tres Souple (3.9)

Prix Orcada (Steeplechase / 4 ans / G3) 4400m

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2019/O/KzVWKzJGeGJUSlJiWjY0aWJZNzI1dz09

La Barakasが先頭を伺う展開も、これを制してKapdamがハナに。さらにFeu Folletが先頭に行くも、やや水壕障害の飛越に手間取り、代わってThrillingが引っ張る形となる。そのままThrillingは逃げ込みを図るも、後方から追い上げてきたFarniceが最終障害でこれを捉えると、Thrillingに10馬身差をつけて快勝した。Kapdam、Feu Folletと続いた。

Farniceは今年のPrix La Perichole (G3)に続く重賞勝利とした。前走のPrix The Fellow (G3)では4着とやや着順を落としていたのだが、69kgを背負ってのこの勝利はこのメンバー相手にはほぼ決着はついたといっていい内容だろう。この路線はPrix Ferdinand Dufaure (G1)を圧勝したGoliath Du Berlaisが引退したためやや混戦ではあるのだが、その中から一枚抜け出すような勝利であった。Thrillingは安定したレースを見せた。KapdamはBrookで小さなミス。Prix Alain Du Breil (G1)を勝ってきたFeu FolletはSteeplechaseでは期待されるほどの走りを見せられていない。案外関節の可動域は狭いようで、現時点ではHaiesの方が良いだろう。Prix Ferdinand Dufaure (G1)の2着馬Bel Apsisは案外の内容。

 

Prix Carmarthen (Haies / G3) 3900m

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2019/O/dlpzcC9KWFBsdy82a0w2bXdIZUczZz09

例によってGalop Marinが淡々と引っ張るも、残り2障害辺りから後続が殺到。馬群から抜け出してきたPaul's SagaがGalop Marinを抑えて勝利した。

Paul's Sagaは春のGrande Course De Haies De Printemps (G3)に続き、重賞は2勝目とした。とはいえその後のGrande Course De Haies D'Auteuil (G1)では大敗しており、やや驚きの勝利といったところ。De Bon Coeurが引退した現時点において、昨年のこの時期に目覚ましい活躍を見せたGalop Marinには期待がかかるのだが、最終障害でのミスもありPaul's Sagaに足元を掬われる結果となった。昨年のPrix La Haye Jousselin (G1)の勝ち馬Bipolaireは明らかに叩き台と思われるが、ひとまず格好はつけた。

 

Prix Georges De Talhouet-Roy (Haies / 3 ans / G2) 3600m

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2019/O/UTlXUE9MVGEyQzR1MDBYekRDblc3QT09

前半からSangennaroが逃げる展開。そのままSangennaroは差を広げると、叩き合う2着以下を尻目に4馬身差の快勝。2着にはFor Funが入った。

SangennaroはこれでHaiesは2戦2勝とした。どうにも頭の高い走法が気になるのだが、ひとまず内容としては完勝のもので、今後が楽しみになる勝利だろう。For Funはこれで3戦連続の2着。Kevin Nabet騎手がかなり追い出しを待っているのが気になるのだが、ややSangennaroに勝負を決められてから追い出している辺りは何か考えがあったのかもしれない。Prix Aguado (G3)勝ちのあるNirvana Du Berlaisは勝ち馬を追いかけて行くも、最後は突き放され4着まで。

 

Prix Heros XII (Steeplechase / G3) 4400m

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2019/O/NWZDUzM5cEdXbjcxQ01pUy8ra01kQT09

前半から積極的に引っ張ったEdgeoyがそのまま逃げ切り勝ち。2着にはEbonite。僅差の3着にPoly Grandchamp。

Edgeoyは前走のListedから連勝とした。春の段階では重賞クラスでは少々足りない印象もあったのだが、どうやら深いブリンカーをつけて前半から引っ張る形が合っているようで、今回も最後まで集中力を切らさずに走ることが出来ていた。この馬について行った組が軒並み脚が上がっているのは面白い内容である。EboniteはSteeplechaseではさほど経験がない馬で、前半のGros Open Ditchでは大きなミスもあったのだが、そこから足を使って2着まで来た。Poly Grandchampもさすがに重賞クラスでは安定して走ることが出来る。HaiesではG1クラスでも好走した実績のあるDalia Grandchampは早々に脱落して4着まで。2014年、2016年のこのレースの勝ち馬Milord Thomasは大敗したが、さすがにそろそろお年な感もある。