にげうまメモ

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19/11/10 French Racing

*Auteuil Terrain Lourd (4.6)

Prix Renaud Du Vivier (Grande Course de Haies des 4 ans) (Haies / 4 ans / G1) 3900m

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2019/O/V1BrWmdIWTF0cEgzMzE3aFBtVWMydz09

前半からL'Autonomieが飛ばす展開。後続はこれにぴったりとついて行くも、少しずつ後続を振り切りにかかったL'Autonomieが手ごたえよく直線を向くと、2着に18馬身差をつける圧勝。Cotee Sudが追いこんで2着に入った。

L'Autonomieはこれで6月のPrix Questarabad (G3)から4連勝とした。以前は飛越にポカがあったり、無理やり抑えては持ち味を出せなかったりといまいちなレースを続けていたのだが、現在のようにスピードを生かしてハナにいく競馬に転じてからはレース振りが安定し、明らかに一段階パフォーマンスを上げることに成功している。重馬場を苦にしないパワーとスピードの持続力を生かした競馬は明らかに世代トップのものであり、今後上の世代とのレースが楽しみになるものであった。2連勝で挑んできたCotee Sudは2着まで追いこんだが、どちらかというとL'Autonomieを追いかけて行った組が苦しくなったところで着順を上げたような印象。次が正念場だろう。Byzaznce Du Berlaisはどうにも入着が多い馬のようで、今回もL'Autonomieを追いかけて行くも3着まで踏ん張った。昨年のPrix Alain Du Breil (G1)の勝ち馬Feu Folletは久々のHaiesであったが、L'Autonomieを追いかけて行くも最後は失速して途中棄権。馬場もペースも厳しかったのだが、なんにせよ心配になる負け方。SteeplechaseよりはHaiesの方がよさそうな印象もあるのだが。イギリスのPic D'orhyは落馬に終わった。昨年のPrix Cambaceres (G1)の2着馬で、鳴り物入りでイギリス移籍したのだが、ここまではいまいち結果が出ていない。今年のPrix Alain Du Breil (G1)の2着馬Poliricoも落馬に終わった。

 

*Nancy Tres Souple (4.1)

Prix Serge Thanry (Cross Country) 5000m

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2019/O/TUcyMzNmeGZ3TWJmZCtRUjZSUVhrdz09

Azrou D'exが先頭に立つ構えも、途中からBridgeurが先頭に。少しずつペースを上げて引っ張るも、残り2障害辺りからPapy Manyが接近。そのままAzrou D'exに5馬身差をつけて勝利した。Bridgeur、Talentと続いた。

Papy Manyは約1年ぶりの復帰戦となる。2017年のGrand Cross de Pau (Listed)ではDisco D'Authieの2着に入っている実力馬で、PauのCross Country SpecialistであるSaying Againよりも先着した実績もある。Nancyのコースは急カーブが多く非常に器用さを要求されるのだが、終始スムーズな競馬が出来ていた。なんとか無事に行ってくれればこれからのPauの開催では非常に楽しみな存在になるだろう。Azrou D'exはCross Country2戦目であったが見せ場を作った。チェコから参戦した2頭は対照的なレースをした。Bridgeurは以前のような玉砕的な逃げはすっかり影を潜め、終始コントロールされたペース配分で走ることが出来ていた。NancyのCross Countryにもよく対応しており、この馬の技術の高さを感じさせる。やはり平地の脚はないようで、これからも今回のようなロングスパートが好走のカギになるだろう。Talentはどうにも飛越にミスが多く、最後は4着まで差を詰めるも、技術面での不安が残るレースとなった。