にげうまメモ

障害競馬の個人用メモ ご意見等はtwitter(@_virgos2g)まで

20/05/17 Weekly National Hunt / Jump Racing

*障害競馬回顧 2020/05/11-05/17

今週はなんといってもフランス競馬の再開でしょう。騎手のレース中のマスクの着用をはじめとした厳しい感染拡大措置の中行われたフランス競馬ですが、再開初日にはいきなりCompiegneで将来有望な馬の出走があったほか、週末にはAuteuil競馬場にて合計19の障害競走が行われ、フランス障害競馬の一線級の馬たちが復帰戦を戦いました。イギリス、アイルランドなどでも競馬再開の目途が立ちつつあるようで、シーズン的に平地競争優先となるのは致し方ないところですが、やはり競馬の再開が楽しみですね。日本では雨の重馬場の中で京都ハイジャンプが行われ、スズカプレストがベテランらしい熟練の競馬を見せて勝利しました。

 

競馬開催情報

Strict protocols in place as French racing resumes (irishracing.com)

5/11(月)から再開されたフランス競馬であるが、感染症拡大防止のために入場者の制限やマスクの着用といった厳しい対応を取っている。特に騎手はマスクを着用しての騎乗が求められており、レース映像には見慣れない光景が広がっている。マスク着用下での運動は別のリスクがあることから、個人的にはレース中くらい外してもいいように思うのだが。

Update from the Resumption of Racing Group (British Horseracing Authority)

日本でも広く報道されているようにイギリス競馬は6月から再開の予定だが、イギリス障害競馬は7月からになる見通しのようだ。なお、Noviceクラスの取り扱いについて若干の猶予が設けられている。

HRI welcomes confirmation of June 8 resumption (irishracing.com)

アイルランド競馬は無観客で6/8から再開するようだ。

Překážková sezona pravděpodobně až v letních měsících (Dostihovy Spolek)

Pardubice競馬場公式からのアナウンス。現在競馬開催に向けて動いてはいるものの、現時点で再開の目途は立っていないそうだ。特段具体的な競馬開催日程に関する記載は見当たらない。チェコ競馬は5/18(月)のMost開催から再開される予定だが、当該開催は平地競争のみが予定されている。

Přípravy na dostihovou sezonu finišují (Dostihovy Spolek)

Pardubice競馬場公式から続報が出ましたね。6月20日の再開を目指すとのことです。

Domenica 24 maggio prima giornata di corse stagione 2020 (Ippodromo di Merano)

5/17(日)に予定されていたMeranoの今年最初の開催はキャンセルとなった。5/24(日)に予定しているとのことだが、状況としては不透明だろう。

 

5/11(月)

Compiegne (FR) Tres Souple (4.1)

〇 Prix William Head (Listed)

Steeplechase Pour tous chevaux de 5 ans et au-dessus 4500m (Replay)

1. Lou Buck's J: Gaetan Masure T: Francois Nicolle

2. Srelighonn J: Angelo Zuliani T: Francois Nicolle

3. Roi Mage J: Thomas Breaurain T: Jérôme Larrigade

4. Cobra De Larre J: Kevin Nabat T: David Cottin

好位から抜け出したLou Buck'sが快勝。Lou Buck'sはこれで障害は9戦8勝、唯一の敗戦はPrix Alain Du Breil (G1)であり、Steeplechaseでは3戦負けなしと今後が楽しみな馬である。遡れば2017年にPrix Ferdinand Dufaure (G1)勝ちのあるSrelighonnが2着で、2019年はHaiesを使っていたのだが、やはりこの馬はSteeplechaseで見てみたい。昨年のGrand Steeplechase de Paris (G1)の3着馬Roi Mageが3着に入ったが、道中狭いところに入ったりとややレースにスムーズさを欠いた。今年の3月のPrix Troytown (G3)で3着に入っていたCobra de Larreが4着で、重賞クラスでコンスタントに入着を繰り返してきた馬という意味ではこの馬のやるべきことはやっており、この馬の調子もよいのだろう。

 

〇 Prix Du Cher (Listed)

Haies Pour tous chevaux de 5 ans et au-dessus 3800m (Replay)

1. Crystal Beach J: Ludovic Philipperon T: Marcel Rolland

2. Curly Basc J: Damien Mescam T: Francois-Marie Cottin

3. Bipolaire J: Gaetan Masure T: Francois Nicolle

好位から抜け出したCrystal Beachが快勝。Crystal BeachはBipolaire、Milord Thomasなどメンバーが揃った2019年のPrix Murat (G2)の勝ち馬だが、昨年のGrand Steeplechase de Paris (G1)では落馬に終わり、これが久々のレースであった。Haiesでもやれそうな感もあるのだが、今後の動向が注目される。人気薄のCurly Bascが2着。Prix La Haye Jousselin (G1)を2017-19年と3連覇しているBipolaireは3着に入った。勝負所での反応が鈍いのは休み明けの分だろう。最後は加速がついていることを考えると復帰戦としては上出来ではないだろうか。

 

〇 Prix Collins

Steeplechase Pour tous poulains et pouliches de 4 ans 3450m (Replay)

1. Le Berry J: Kevin Nabat T: David Cottin

終始先頭を走ったLe Berryがそのまま快勝。Le Berryは2011年のGrand Prix de Pau (G3)の勝ち馬Berryvilleの弟で、2013-14とGrand Course de Haies D'Auteuil (G1)を連覇したGemixの産駒。前走はPrix Georges De Talhouet-Roy (G2)にて5着に敗れていたが、初めてのSteeplechaseで結果を残した。道中かなり空馬に絡まれる場面があり、進路をカットされたりと不利も受けていたが、それでもこの勝ち方は評価できるものだろう。ただし、騎手が注文を付けて逃げている点はやや気がかりである。

 

〇 Prix Vanille

Haies Pour pouliches de 4 ans 3600m (Replay)

1. Green Dragoness J: Kevin Nabet T: David Cottin

好位から抜け出したGreen Dragonessが快勝。Green DragonessはPrix Renaud Du Vivier (G1)などG1を2勝している快速馬Blue Dragonの妹で、これが障害デビュー戦となる。Blue Dragonはややスピードに任せて逃げるところがあるため、距離が長くなると途端に苦しくなる部分があり、比較的短距離を走る世代限定戦では無類の強さを誇ったものの、その後はどうにも期待されたほどの成績を残せていない。なんとかこの馬は持ち前のスピードの制御ができるようになって欲しい。なお、直線では内から外へと進路を求めているが、直線の入り口の障害で外にいたTemporis、Presidenciaの2頭が落馬した不利を受けなかったのはこの馬にとっては幸いであった。

 

5/16(土)

Auteuil (FR) Tres Souple (4.0)

〇 Prix Wild Monarch (Listed)

Haies Pour pouliches de 3 ans 3000m (Replay)

1. Trheliga J: Angelo Zuliani T: Francois Nicolle

終始先頭を走ったTrheligaがそのまま勝利。Trheligaは2017年のPrix Ferdinand Dufaure (G1)の勝ち馬Srelighonnの全妹であり、これが障害デビュー戦となる。やや気性的に前向きなところを見せていたが、3歳の牝馬ともなればこんなものだろう。飛越には特段のミスはなく、さすがは名門Francois Nicolle厩舎の馬といったところ。今後の活躍に期待したい。

 

〇 Prix Jean de la Rochefoucauld

Steeplechase pour tous poulains et pouliches de 4 ans 4400m (Replay)

1. Le Lude J: Tristan Lemagnen T: Francois Nicolle

2. Nanosecond J: Angelo Zuliani T: Francois Nicolle

ここまで未勝利に終わっていたLe Ludeが元気よく逃げると、そのまま後続に10馬身差をつける快勝。Le Ludeはここまで障害は7戦して未勝利で、その中にはPrix des Platanes (Listed)の3着もあるとはいえ、さすがに初の4000メートル台のレースということもありここでは低評価であった。深いブリンカーをした馬で積極策が功を奏した結果と考えられ、おそらくこれがこの馬の形になるだろう。3連勝で挑んできた牝馬Nanosecondは2着に入ったが、どうにも肝心の場面での反応が悪いところがあった。

 

〇 Prix Go Ahead (Listed)

Haies Pour poulains entiers et hongres de 3 ans 3000m (Replay)

1. Heros D'Ainay J: Clement Lefebvre T: Gabriel Leenders

向こう正面から先頭に立ったHeros D'Ainayが後続を12馬身突き放す圧勝。Heros D'Ainayの母Etoile D'AinayはGrand Prix de Pau (G3)を含む障害12勝を上げた名牝だが、ここまで6頭の産駒を送り出すもさほど活躍馬には恵まれていない。Heros D'Ainayはこれが障害デビュー戦だが、内容としては能力の高さを見せつけるもので、飛越技術も3歳馬としては及第点だろう。今後の活躍が楽しみになる馬である。

 

Prix Murat (G2)

Steeplechase Pour tous chevaux 5 ans et au-dessus 4400m (Replay)

1. Ebonite J: Felix de Giles T: Emmanuel Clayeux

2. Feu Follet J: Bertrand Lestrade T: Guillaume Macaire

3. Carriacou J: Jonathan Plougnou T: Isabella Pacault

4. Figuero J: Angelo Zuliani T: Francois Nicolle

好位から進めた牝馬EboniteがFeu Follet以下を抑えて勝利した。Eboniteは昨年のPrix La Haye Jousselin (G1)の2着馬で、そこまで目立った活躍はない上り馬というポジションであったが、ここではその実力を証明する勝利となった。ただし全体的に試走という意味合いが強く、特に前半はスローで流れているだけに本番に繋がるかは微妙なレースではあることに注意したい。Prix Alain Du Breil (G1)の勝ち馬Feu FolletはSteeplechaseに参戦した昨年秋はどうにもスランプ気味であったが、今年に入っては調子がいいようだ。Steeplechaseは馬の性能として微妙なところもあるのだが、ようやくここに来てSteeplechaseの身体の使い方にも慣れてきた感がある。昨年のGrand Steeplechase de Paris (G1)の勝ち馬Carriacouは3着で、叩き台としては十分だろう。おそらく本番は当時の騎手Davy Russellに依頼したいと思われるが、いかんせん状況が状況なのでどうなるかはわからない。Prix Maurice Gillois (G1)で30馬身差の圧勝劇を見せたFigueroは案外な敗戦に終わった。

 

Strasbourg (FR) Bon Souple (3.4)

〇 Prix Ucello Du Lac

Cross Country Pour tous chevaux de 5 ans et au-dessus, n'ayant pas, depuis le 1er septembre de l'année dernière inclus, en steeple-chase, reçu une allocation de 8.000. (Replay)

1. Urbin De L'isle J: Matthieu Chailloleau T: Emmanuel Clayeux

2. Vol Noir De Kerser J: Angelo Gasnier T: Patrice Quinton

中段から進めたUnbrin de L'Isleが逃げ込みを図るVol Noir De Kerserを捉えて勝利した。Unbrin de L'Isleは今年で12歳になる大ベテランで、Cross Countryについては2013年からコンスタントに走っている。どうやら今年のVelká Pardubickáにも登録があるようで、このレースで権利を取得したことになる。Pardubice競馬場自体は2018年にCena Labe (Listed)にてMahonyの2着があるため、参戦するとなれば有力な候補となるだろう。11歳のVol Noir De Kerserが2着に入った。74kgを背負っておりどちらかと言えばこちらを上に取るべきである。例年Waregemに参戦している馬だが、今年はWaregemの祭典が中止になったためレース選択には注意した方がいいだろう。最終障害の手前で後肢の故障で競争中止となったTornado de Kerserは残念ながら助からなかったそうだ。

 

京都(日本)重

京都ハイジャンプ (G2) 3930m

1. スズカプレスト J: 北沢伸也 T: 橋田満

2. ラテールプロミーズ J: 五十嵐雄祐 T: 田村康仁

3. タガノエスプレッソ J: 平沢健治 T: 五十嵐忠雄

4. マイネルレオーネ J: 上野翔 T: 清水久詞

5. アスターリザード J: 植野貴也 T: 湯窪幸雄

7. ルペールノエル J: 高田潤 T: 藤原英昭

中止 スプリングボックス J: 森一馬 T: 寺島良

好位から進めたスズカプレストが逃げたラテールプロミーズを捉えて勝利した。スズカプレストは8歳のベテランで、障害競走自体は2015年からの出走になる。6度目の重賞挑戦で嬉しい勝利となった。平地では未勝利戦も勝ちあがれなかったようにスピードのあるタイプではないが、重馬場で体力を要求されるレースとなったここでは飛越の技術と道中のレース運びの巧さという点で一枚上手であった。重賞クラスのスピードを良馬場で要求されるとやや厳しことは既にはっきりしており、今後も馬場等条件には注文が付くだろう。個人的には、単純なスピード勝負よりも燻し銀による円熟の技術が光るレースの方が、飛越技術とステイヤー資質を問う障害競走としての本質に近いと考える。未勝利戦を昨年勝ったばかりのラテールプロミーズは逃げて見せ場を作った。マンハッタンカフェ産駒らしい鈍重なストライド型の馬だが、飛越前でブレーキを掛ける仕草が散見され、この辺りの技術が向上すればすぐに重賞にも手が届くだろう。三木ホースランドパークジャンプステークスを勝ってきたタガノエスプレッソは前二頭には肉薄できずの3着に終わった。オープンクラスで安定したレースをしてきたマイネルレオーネは案外であったが、中盤に後方から押し上げた上にその後もロングスパートを要求するというかなりのステイヤー資質を要求されるレースをしており、向こう正面からのペースアップに付き合えなかったのは仕方がないだろう。未勝利を勝ったばかりのアスターリザードは如何せん前半の位置取りが絶望的過ぎた。前半の飛越は特にちぐはぐで、最後は元気よく差を詰めているだけに飛越技術の向上を望みたい。10歳馬ルペールノエルは三段跳びでミスをして飛越のリズムを崩した。人気のスプリングボックスは前半早々に凡ミスで落馬に終わった。

 

5/17(日)

Auteuil (FR) Tres Souple (4.0)

〇 Prix Ex Voto
Haies Pour tous poulains et pouliches de 4 ans, n'ayant pas, en courses à obstacles, ni couru trois fois, ni reçu deux allocations. 3600m (Replay)

1. Galopin Des Champs J: Thomas Coutant T: Arnaud Chaille-Chaille

AR Another Man J: Morgan Regairaz T: Dominique Bressou

Milord Thomasの全弟Another Manが出ていたが、途中で不利を受けると後退しそのまま途中棄権に終わった。勝ったのはGalopin Des Champs。姉のFlute des Champsは昨年のPrix Bayonnet (Listed)の勝ち馬。

 

〇 Gras Savoye Hipcover Prix Marechal Foch

Steeplechase Pour tous chevaux de 5 ans et au-dessus, n'ayant, en steeple-chase ni, cette année, reçu 16.000 (victoires et places) ni, depuis le 1er janvier 2018 inclus, été classés dans les trois premiers d'une course de dotation totale de 140.000. 4400m (Replay)

1. My Way J: Mr Lucas Zuliani T: Guillaume Macaire

2. Ajas J: Mr Matthieu Havart T: David Cottin

5. Device J: Mr Sebastien Bouyssou T: Guillaume Macaire

好位から進めたMy Wayが勝利。今年で4歳となる若馬だが、ここまでコンスタントな成績を残しており、唯一大きく敗れたのがMeranoのCorsa Siepi Dei 4 anni - Redmoon Apples (G2)における4着のみである。今年の春にフランスに復帰したAjasが2着。スウェーデンSvenskt Grand Nationalでは結果が出なかったが、ノルウェーØvrevollのTerje Dahl Champion Hurdleを勝ってのフランス復帰である。この復帰にはSvenskt Grand Nationalが中止になったこととなにか関係があるのだろうか。元々フランスで走っていた頃の実力を考えればこれくらいは走れていいが、Haiesでの飛越がどうにも微妙なのが気になった。Deviceは約2年ぶりの復帰戦であったが、どうにも動きが重く5着に敗れた。

 

Prix Jean Stern (G2)

Steeplechase Pour tous poulains et pouliches de 4 ans. 4400m (Replay)

1. Gardons le Sourire J: Clement Lefebvre T: Gabriel Leenders

2. Road Senam J: Angelo Zuliani T: Francois Nicolle

3. Dream Wish J: Morgan Regairaz T: Dominique Bressou

4. Al Cuarto J: Bertrand Lestrade T: Guillaume Macaire

5. King Edward J: Pierre Dubourg T: Arnaud Chaille-Chaille

後方から進めたGardons Le Sourireが勝利した。Gardons Le SourireはSteeplechaseは3戦目で、前走はCompiegneのPrix Vatalys (Listed)にてThe Revenantの2着に入っている。前半もたもたと飛越していたが、加速を掛けて飛越させることで良くなるタイプなのだろう。未勝利馬Road Senamが2着に入った。コンスタントに好走を続けている馬で、そのうちいいことがあって欲しい。逃げたDream Wishが3着。Al Cuartoはやや遅れての4着。唯一の牡馬で今年の3月にPrix Duc D'Anjou (G3)を勝利しているKing Edwardは5着と大きく敗れたが、どうにも動きが重いところがあった。

 

Prix Leon Rambaud (G2)

Haies Pour tous chevaux de 5 ans et au-dessus 4300m (Replay)

1. L'Autonomie J: Angelo Zuliani T: Francois Nicolle

2. El Gringo J: James Reveley T: Jerome Larrigade

7. Paul's Saga J: Kevin Nabat T: David Cottin

9. Galop Marin J: Morgan Regairaz T: Dominique Bressou

終始軽快に飛ばしたL'Autonomieがそのまま逃げ切り勝ち。L'Autonomieはこれで昨年6月のPrix Questarabad (G3)から6連勝とした。4歳限定Haies路線では持ち前の軽快なスピードを活かしてハナに行く戦術で他馬を圧倒してきた馬で、今回は初の4000メートル超のレースであったが結果を残した。戦術が戦術だけに距離延長は懸念でもあるのだが、ひとまずは及第点だろう。El Gringoはやや実績的には格下の馬で、今回も人気薄であったが大健闘の2着。昨年のGrand Prix D'Autone (G1)の2着馬Paul's Sagaは大敗。同レースの勝ち馬Galop Marinは先行するも途中から遅れて大敗と、既存勢力は不甲斐ないレースに終わった。

 

Prix Amadou (G2)

Haies Pour tous poulains et pouliches de 4 ans 3900m (Replay)

1. Kool Has J: Theo Chevillart T: Francois Nicolle

2. Gant De Velours J: Alain De Chitray T: Nicolas de Lageneste

3. Moises Has J: Angelo Zuliani T: Francois Nicolle

4. For Fun J: Bertrand Lestrade T: Guillaume Macaire

5. Want of a Nail J: Felix de Giles T: Guillaume Macaire

Prix Cambaceres (G1)の2着馬Kool HasがGent De Veloursを抑えて勝利した。同レースの勝ち馬Nirvana Du Berlaisはすでに引退している。AQPS向けの平地競争であるPrix Jacques De Vienne (G1)にて2着のあるGent De Veloursが2着に入った。同レースはのちのChampion Hurdle (G1)の勝ち馬EpatanteやBlue Dragonを輩出している出世レースであり、この馬もこれがHaies2戦目であることを考えると非常に楽しみな存在となるだろう。上り馬Moises Hasは3着。良血馬Want of a Nailはこれが復帰戦であったが、どうにも動きが重く5着に敗れた。

 

新潟(日本)稍重

〇 障害4歳以上未勝利 2890m

1. フォイヤーヴェルク J: 森一馬 T: 池江泰寿

好位から進めたフォイヤーヴェルクが後続に8馬身差をつける勝利。フォイヤーヴェルクは障害2戦目での早速の勝ち上がりとした。4月末の障害デビュー戦ではまだ馬が身体の使い方をわかっていないような場面が散見されたが、今回は飛越に迷いはなく、一度障害戦を使って明らかに飛越技術の向上が見られた。やはり本来は賢い馬なのだろう。やや緩すぎるストライドを持った馬で、平地ではどうしても瞬間的なスピード能力の面で見劣るのだが、障害に入ればこのような緩いストライドはスピードの持続性能に変貌する。距離的にはあまり持つようには思わないが、オープンクラスでも楽しみになる馬である。

 

〇 障害4歳以上未勝利 2890m

1. クールエイジア J: 伴啓太 T: 鈴木伸尋

2. メイショウハニー J: 平沢健治 T: 藤原則雄

中止 レジェンドセラー J: 石神深一 T: 木村哲也

最終障害を越えて追いこんだクールエイジアが勝利した。障害はこれで8戦目での勝ち上がりとなるが、前走初めて障害戦にて好走した福島の未勝利でも勝ったオブリゲーションからは大きく離された2着であり、今回もやや展開の助けがあったような印象も否めず、オープンクラスでいきなり通用するかと言えば微妙なところ。同じく後方から来たメイショウハニーが2着に上がった。平地では重賞出走歴のあるレジェンドセラーはこれが障害デビュー戦であり、後方から押し上げを試みたが途中で落馬に終わった。

 

その他

V prvním kole přihlášek na Velkou pardubickou se sešlo 30 koní (Dostihovy Spolek)

今年のVelká Pardubickáの登録馬が発表された。昨年の勝ち馬Theophilosを始め、Tzigane Du Berlais、No Time To Loseなど歴代の勝ち馬の名前も挙がっている。アイルランドからはOut Sam、フランスからはUrgent de Gregaine、Unbrin de L'Isleの登録があった。

Duncan jumping pair to tackle Aussie features (Racing News)

ニュージーランド障害競走はCOVID-19の影響で縮小を余儀なくされている中、Ken Duncan調教師はShamalとAlfie Deeの2頭をオーストラリアに移動させたらしい。Shamalの選択肢としてはAustralian Steeplchase、Alfie Deeの選択肢としてはAustralian Hurdleが上がっている。