にげうまメモ

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22/03/16 National Hunt Racing - Cheltenham Festival -

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3/16(水)

Cheltenham (UK) Soft

Ballymore Novices' Hurdle (G1) 2m5f (Replay)

1. Sir Gerhard J: Paul Townend T: Willie Mullins

アイルランドでTattersalls Ireland Novice Hurdle (G1)を快勝したSir Gerhard、イギリスのChallow Novices' Hurdle (G1)を勝って3連勝を挙げたStage Starの対決という構図ではあったのだが、下馬評としてはSir Gerhardの一強という評判であった。レースはWhatdeawant、Hemlockなどがゆっくりと引っ張る展開だが、スタンド前の辺りからRachael BlackmoreのJourney With Meがややペースを上げて前に出る。しかし残り2障害辺りからじわじわと接近してきたSir Gerhardが抜け出すと、そのままThree Stripe Lifeに3馬身差をつけて勝利した。

この日は雨が強く降り続いており、1日目のGood to Softから馬場は急激に悪化してこの時点ではSoftと判定されている。Sir GerhardはLeopardstownのTattersalls Ireland Novice Hurdle (G1)の勝ち馬で、これがHurdle3戦目であった。今回が初の20fということで距離を不安視する声もあったのだが、その不安を払拭する走りを見せた。特に今回のレースで強調すべきはそのレース運びで、ここまでのレースではこの馬のスピード性能を生かして逃げるレースで結果を残していたのだが、今回は距離もあってか馬群の後ろで我慢をさせる競馬をしており、やや道中はペースが遅かったため行きたがる場面を見せていたものの、この戦術で結果を残したことは今後に向けて大きな収穫だろう。メンバー的にはイギリス勢が全く振るわなかったことを考えるとTattersalls Ireland Novice Hurdle (G1)とほぼ相手関係としては同様なのだが、Tattersalls Ireland Novice Hurdle (G1)にはこの路線におけるアイルランド調教馬の16f Novice Hurdleの有力どころが勢揃いしていたことを踏まえると、やはりこの勝利には相手関係という観点でも大きな価値があるものである。次のシーズンはChaseに転向するか、Hurdleに留まるかといったところで割れているようだが*1、どの選択肢を選ぶにせよ非常に楽しみな存在となるだろう。

2着にはアイルランドのThree Stripe Lifeが入った。ここまでTattersalls Ireland Novice Hurdle (G1)、Future Champions Novice Hurdle (G1)と3戦連続で2着に入ったことになり、その堅実振りは大したものである。こういう馬は案外どこかで大化けする可能性があるだけに引き続き注意したい。前走Novice Hurdleを勝ってきたJourney With Meは惜しい場面の落馬で、Rachael Blackmoreが気分よく引っ張った展開利もあったのだが、いきなりの強敵相手に見せ場を作った。アイルランドに戻れば重賞クラスでも十分に勝つチャンスがあるだろう。

離れた3着にはWillie Mullins厩舎のWhatdeawantが入った。Lawlor's of Naas Novice Hurdle (G1)では勝ったGintoから大きく負けていた馬で、Ginto自身は金曜日のAlbert Bartlett Novices' Hurdle (G1)に登録があるだけに、その走りを楽しみにしたい。イギリス勢で最先着を果たしたのは4着のI am Maximusだが、同馬自身Ballymore Novices' Hurdle (Listed)でHillcrestの2着に敗れていた格下の馬であり、ややイギリス勢全体の結果としては物足りないものとなってしまった。イギリス勢としては代表格であったStage Starはどうも馬場に苦労した感のある大敗で、好位から進めるも早々に脱落し途中棄権に終わった。

 

Brown Advisory Novices' Chase (G1) 3m80y (Replay)

1. L'Homme Presse J: Charlie Deutsch T: Miss Venetia Williams

直前に人気を背負うと思われたBravemansgame、Fury Roadが馬場を嫌って取り消しとなった。Bravemansgameを管理するPaul Nicholls調教師は直前のレースで管理馬のStage Starが大敗を喫していたことで特に馬場を嫌がったのかもしれない。なお、火曜日のレースのあとにCheltenham競馬場側で散水を行っていたようで、Paul Nicholls調教師はこのことに文句をつけているようだ*2

レースはAhoy Senorがゆったりと引っ張る展開。好位からL'Homme Presseが進むが、何度か飛越をミスしたAhoy Senorに代わって先頭に立つ。そのままL'Homme PresseはAhoy Senor以下を振り切ると、2着に3馬身差をつけて勝利した。Ahoy Senor、Gaillard Du Mesnilと続いた。

L'Homme PresseはこれでChaseは5戦5勝とした。その中にはScilly Isles Novices' Chase (G1)での圧勝も含まれており、今回は初の24fであったのだが問題なく結果を残した。ここまでのレースと比較するとメンバー的にはかなり強力な相手が揃っていたのだが、どうにも飛越技術の面で不安のあったAhoy SenorやGaillard Du Mesnilと比較すると、終始Charlie Deutsch騎手が馬の技術に対して自信をもってレースを進行することが出来ており、障害馬としての完成度に大きな差があった。これが最後の3馬身半という結果に繋がったのだろう。来年のCheltenham Gold Cup (G1)に向けても高い評価を得ているようで、その走りは引き続き楽しみにしたい。それにしても、Charlie Deutsch騎手とVenetia Williams調教師のコンビは今シーズン絶好調である。

昨シーズンのDoom Bar Sefton Novices' Hurdle (G1)の勝ち馬Ahoy SenorはこれがChase5戦目なのだが、どうにも飛越技術という面ではやはりいまいちであった。Chase初戦は落馬に終わり、Kauto Star Novices' Chase (G1)では飛越技術の面でBravemansgameに後れを取り、格下相手のTowton Novices' Chase (G2)は勝ち切ったものの、やはりこれだけのメンバーが相手となると技術面での成長が欲しい。それでもこれだけの抵抗を見せるのだから持っている能力は高い馬であることは間違いない。Ahoy Senorと同様に飛越技術の面で怪しいものがあったのがGaillard Du Mesnilで、この馬も昨シーズンはNovice HurdleのG1を2勝しているのだが、未だにChase4戦目で3着4回と勝ち切ることが出来ていない。残り2障害地点で落馬したFarouk D'Aleneを避ける不利もあったが、それ以上に今回は技術面での完成度の差が目立った。とりあえず重賞クラスに参戦したこの3戦の中では最も勝負に加われての3着なだけに、この馬なりに成長はあるのだろう。次を楽しみにしておきたいところである。

前走Ten Up Novice Chase (G2)をHeavyで勝ってきたFarouk D'Aleneはもったいない落馬。レースレベルはともかくとして、Faugheen Novice Chase (G1)ではMaster Mcsheeの強襲にあっての2着に入っていたりとこの馬場はお手の物だっただけに、もったいない結果に終わってしまった。Warwick、Doncasterで重賞クラスを連勝してきたThreeunderthrufiveはPaul Nicholls調教師の管理馬で、こちらは馬場をこなせると判断しての出走だったと思われるが、勝負所からついていけなくなり6着と大敗に終わった。走りを見ているとどちらかというとワンペース型の馬のようで、G1クラスの加速に対応するのはやや厳しかったようだ。

 

Coral Cup Handicap Hurdle (G3) 2m5f (Replay)

1. Commander of Fleet J: Shane Fitzgerald T: Gordon Elliott

前半からAshdale Bobが果敢に引っ張るも、好位から抜け出したCommander of FleetがFastorslowとの叩き合いを制して勝利した。

Commander of Fleetは2018-2019のNovice Hurdleで活躍した馬で、2019年のLeopardstown Dublin Festivalのやたらと名前の長いG1競走を勝利している。2019年のCheltenham FestivalではMinella Indoとの激しい勝負の末に2着に敗れているが、当時の3着馬はAllaho、5着にはLisnagar Oscarと、その後大レースを勝利する名馬が名前を連ねており、将来を約束された馬であった。しかしながら2019年のIrish Daily Mirror Novice Hurdle (G1)を最後に故障で長期の休養を余儀なくされ、ようやく2020年の11月に復帰するも、その走りは2018-2019の卓越したパフォーマンスとはかけ離れたものであった。これがこの馬にとっては今シーズン2度目の勝利であり、それでもやはりかつてこの馬が期待されただけの走りを実現しているわけではないのだが、それでもこれだけ大きなトラブルがあった馬をここまで戻してくる陣営の努力は素晴らしいものである。Gordon Elliott調教師にとって、昨年は例の一件でCheltenham Festivalへの出走は叶わず苦労した一年であったのだが、久しぶりのFestival Winnerということで嬉しい勝利になった。Conditional JockeyであるShane Fitzgerald騎手の積極的な騎乗も見事なものであり、どうしても例の一件で断片的な報道しかされなかった日本においてはそもそも海外競馬に関心が薄い層を中心にこの陣営に対してネガティブなイメージを持つ競馬ファンもいるようだが、このGordon Elliott調教師を中心とした陣営の卓越した技術は広く認知されるべきである。

2着のFastorslowは元々フランスで勝利を挙げてきた馬で、アイルランドではあまり実績はないのだが積極的なレース運びで見せ場を作った。Ashdale Bobは11st7lbと斤量的には厳しかったのだが、ここのところは重賞クラスで好走しているように調子は良かったようで、重馬場が得意な馬ということもあって馬場状態も向いたようだ。

 

Queen Mother Champion Chase (G1) 1m7f199y (Replay)

1. Energumene J: Paul Townend T: Willie Mullins

U Chacun Pour Soi J: Mr Patrick Mullins T: Willie Mullins

PU Shishkin J: Nico de Boinville T: Nicky Henderson

EnergumeneとShishkinの再戦ということで話題になっていた。Energumeneが逃げるかと思いきや、意外にもEnergumeneは後方からのレースを選択し、代わって前に行くのは同厩舎のChacun Pour Soi。Shishkinは中段から進めるも、どうにも行きっぷりが悪く飛越をミスしたりと馬群から脱落し、早々に途中棄権。軽快に飛ばしたChacun Pour Soiが第9障害で落馬すると、あとはEnergumeneの独壇場。終わってみればFunambule Sivolaに8馬身差をつけて快勝した。これが引退レースのPolitologueは馬群の中で付いて回るも、最後は遅れて4着に終わった。

AscotのClarence House Chase (G1)では機動力とスピードの持続性能に長けたEnergumeneに対して、Shishkinが力強い加速性能で最後の最後で捉えきるというレースが展開されており、今回は舞台がAscotからCheltenhamに代わってどのようなレースが展開されるのかが一番の焦点となっていた。2頭のマッチレースであったClarence House Chase (G1)と比較して、今回はWillie Mullins厩舎のChacun Pour Soiが出走しており、昨年のQueen Mother Champion Chase (G1)では明らかに大事に乗りすぎて失敗したChacun Pour Soiを前半から積極的に引っ張らせてレースを構築するとともにChacun Pour Soiの持ち味を最大限に引き出し、一方のEnergumeneはこのChacun Pour Soiが作り出す厳しいペースを追走させながらShishkinを徹底マークするという包囲網が敷かれている。

このような戦術的にも能力的にも非常に興味深いレースになるかと思いきや、色々と台無しになったのがこのレースである。Shishkinはどうやら馬場がダメだったようで、結果的にもたもたと飛越し全くレースに参加できなかった*3。Chacun Pour Soiも昨年の反省を生かした積極策で引っ張ったのだが、着地で躓いて落馬に終わった。結果的にまともに走ったのはEnergumeneだけで、残ったメンバーを考えれば順当な勝利だろう。今までのレースとは違って後方から進めたと言っても、とはいえ16f Chase路線ではトップクラスのスピード性能を持ったChacun Pour Soiのペースであり、今後のレース運びについてはもう少し考えた方がいいかもしれない。

前走Game Spirit Chase (G2)を勝ってきたFunambule Sivolaは調子の良さを見せての2着。どうにも20fだと長いような感もあり、本質的には16fの方がよさそうだ。Charlie Deutsch騎手とVenetia Williams調教師のコンビはしばらく気をつけた方がいいだろう。やや驚きの参戦となったEnvoi Allenはそれなりにレースに参加しての3着で、どうにも24fだと長いようなところもあるだけに20f以下の方がよさそうなのだが、それでもFunambule Sivolaに対して4馬身差の3着というのはこの馬の前評判を考えると若干微妙な結果である。20fくらいでゆったりと進めるレースであれば適性はありそうなのだが、どうやらWind Surgeryもあったようで相変わらずレース選択には苦労するかもしれない。これが引退レースであったPolitologueは本来この馬場はこの馬向きであったのだが、さすがにChacun Pour Soiが引っ張る展開だとスピード能力的には厳しいものがある。この馬のやれることはやり切ったといったところだろう。まだ能力的にはどこかでチャンスもありそうなのだが、11歳となったここまで元気に、無事に走り切ってくれたことが嬉しい限りである。昨年の勝ち馬Put The Kettle Onは全くいいところがなく最下位で、8歳の牝馬ということを考えるとそろそろ潮時かもしれない。

 

Glenfarclas Cross Country Chase (C2) 3m6f37y (Replay)

1. Delta Work J: Jack Kennedy T: Gordon Elliott

2. Tiger Roll J: Davy Russell T: Gordon Elliott

Cheltenham Festival名物のCross Country競走。欧州Cross Country SeriesであるCrystal Cupの一環として行われる。Crystal Cupについては以下の記事を参照されたい。障害競馬入門とか名前がついているが、基本的な説明はそこそこにTrophée National du Crossといいいきなりマニアックな話題について書き始める詐欺シリーズである。

21/09/17 障害競馬入門⑦ - Crystal Cup - (にげうまメモ)

2度のGrand National (G3)勝利のあるTiger Rollの引退レースとして話題になっていた。レースはEasyslandが引っ張る展開も馬群は密集して進行。早々にミスを連発していたPrengardeは馬群から遅れて途中棄権。第24障害辺りから好位にいたTiger Rollが先頭に立ち、馬群を引っ張る。Tiger Rollは徐々に後続を振り切りにかかり場内は大いに沸くものの、これに唯一ついて行ったのが同厩舎・同馬主のDelta Work。最終障害を越えてDelta Workがこれに並びかけると、Tiger Rollとの叩き合いを僅差で制して勝利した。3着以下は大きく離れた。

なんとも陣営の複雑な感情はレース直後のインタビューにも表れている*4*5。Racing TVのコメンテーターは「このレースには2頭の勝者がいる」と表現しており、いつもは一頭一頭、別々にWinners Enclosureに戻ってくるCheltenham Festivalにおいて、勝ったDelta WorkとTiger Rollが並んで戻ってくるシーンはこのレースの意義を象徴するものであった*6

Tiger Rollの"Fairytale Ending"を期待する向きもあったようだが、それに対して堂々と戦いを挑み、結果的に勝利をもぎ取るのだからJack Kennedyという人の強さはやはりさすがである*7。Delta Work自身はここまでにG1を5勝している名馬であり、これがCheltenham Festivalでは2勝目となる。2020年秋以降はどうにもスランプ気味だったのだが、いきなりのCross Countryで結果を残した。元々重馬場は得意な馬だが、それでもこれだけの強豪が集まった中でいきなりこれだけ安定したレースを見せるのだから大したものである。Tiger Rollの引退レースをTiger Rollを下して勝った馬として記憶されてしまった面もあるが、本来はアイルランド24f Chaseでは主役級の馬、Cheltenham Gold Cup (G1)でも上位人気を背負っていた馬である。これだけの馬がCross Countryで新たな可能性を見出したことは素直に喜ぶべき内容だろう。

Tiger Rollは重馬場が懸念されていたが、この馬らしい安定したレース運びを見せた。最高の結果こそ得られなかったが、3着以下は千切っているだけにこの馬のCheltenhamのCross Countryにおける強さは健在であり、むしろこのTiger Rollについて行ったDelta Workを褒めるべきである。Cross Countryであればまだまだ走れそうな感もあり、来年のこのレースでも好走している姿が今から容易に想像がつくのだが、これが引退ということで寂しいものである。

ここのところGlenfarclas Cross Countyで好走していたPlan of Attackが離れた3着に入った。いずれも軽ハンデでの好走であったが、実質的に何頭か抜けたハンデを背負っていただけに、本来この路線であれば力量上位なのだろう。同様に好走したのが4着のDiesel D'Allierで、この辺りは相変わらずこの路線の安定勢力として期待できそうだ。アイルランドPunchestownのCross Countyで頑張っていたShady Operator、Mignight Maestroもいたのだが、いずれもさっぱり良いところなく大敗に終わった。この2頭に関しては馬場というよりはCross Country Courseの性質の違いが出たような感がある。現在はアイルランドJP Mcmanusが所有するフランスCross Countryで強い競馬を見せてきたEasyslandとPrengardeも出走していたのだが、いずれも良いところなく途中棄権に終わった。Easyslandは2020年秋の時点でどうにも調子を崩しており、今シーズンはHurdleを2走するもいずれも途中棄権に終わっていた。フランスでは飛越技術というよりは前向きな気性と身体能力で勝ってきたような馬なのだが、今回は後続が接近するとあっさり諦めて脱落しているように、馬自身のレースへの気持ちの問題が出ているような感がある。この馬のレースへのモチベーションという意味でも、この馬にとっては自信を持って戦うことが出来るフランスのCross Countryに戻した方がいいだろう。フランスCompiegneで強い競馬を見せていたPrengardeもミスを連発しており、これもCheltenhamのCross Countryに戸惑った感もある。こればかりは適性なのでやってみないとわからないのだが、いずれにせよアイルランドでHurdleを走っていていい馬ではないだろう。この馬もフランスCross Countryに戻して欲しいところである。

 

Johnny Henderson Grand Annual Challenge Cup (G3) 1m7f199y (Replay)

1. Global Citizen J: Kielan Woods T: Ben Pauling

前半から元気よく飛ばしたGlobal CitizenがそのままAndy Dufresne以下を抑えて勝利した。Global Citizenは2020年12月以来のChaseへの参戦となる。ChaseではWayward Lad Novices' Chase (G2)での勝利があるのだが、とはいえ色々と乗り難しいところがあったようで、結果的にHurdleに戻している。前半から元気一杯飛ばすのはこの馬の持ち味なのだが、まさかそのまま残るとは思わなったというのが概ねの下馬評のようで、単勝は29倍と大荒れの結果となった。トップハンデを背負ったAndy Dufresneが2着で、今シーズンはこれが2戦目とあまり順調に使えていないようなのだが、本来の能力を考えればこれくらい走ってもおかしくない能力を持った馬である。

 

〇 Champion Bumper (G1) (Flat) 2m87y (Replay)

1. Facile Vega J: Mr Patrick Mullins T: Willie Mullins

NHFはHurdleを取り外して行われるのだが、どうやら馬場の悪化の影響でHurdleの設置地点を避けるようなコースが設定され、ジグザグの複雑な走路を走るレースとなっている。勝ったのはFacile Vegaで、アイルランドの名牝Quevegaの産駒である。NHFはこれで3連勝ということで、今後が非常に楽しみな結果となった。