にげうまメモ

障害競馬の個人用備忘録 ご意見等はtwitter(@_virgos2g)まで

22/06/12 Weekly National Hunt / Jump racing

6/6(土)

Hawke's Bay RI @ Hastings (NZ) Heavy10

KS Browne Hurdle (PJR) OPN HDL 3100m (Replay)

1. The Cossack J: Shaun Phelan T: Paul Nelson & Corrina McDougal

English Gamblerが逃げるもGinger TooとThe Cossackがぴったりとついて行く。最終コーナーの手前からThe Cossackが前に出ると、そのまま後続を寄せ付けず11馬身差をつけて圧勝した。

The Cossackは2020年のGreat Northern Hurdle (PJR)からHurdleでは無敗で、その中には昨年のWaikato Hurdle (PJR)、Wellington Hurdle (PJR)、Grand National Hurdle (PJR)、Great Northern Hurdle (PJR)と、もはやニュージーランドHurdle路線では手が付けられない強さを誇っている。今回もAigneが68kgを背負っていた程度で、他馬は66kg台という斤量の中、ただ一頭だけ73kgという最高斤量を背負っていたのだが、それでこの余裕綽々の勝ち方なのだからもはやどうしようもないだろう。昨年唯一この馬にHurdleで肉薄できる可能性があったTallyho Twinkletoeが引退した以上、もはやこの路線に敵なしといったところで、まだ8歳と若い馬であることを考えるとどこまでこの快進撃を続けることができるのか楽しみにしたい。

 

Poverty Bay Hunt Ferguson Gold Cup (PJR) OPN STP 4000m (Replay)

1. No Tip J: Shaun Phelan T: Paul Nelson & Corrina McDougal

Zamora、Zedmanなどが前に行く展開も、2周目の途中からShamalがするすると先頭に。しかしこれに抵抗したZamoraが再度前に出るが、直線で抜けてきたNo TipがZamoraを抑えて勝利した。

No Tipはこれで前走のManawatu Steeplechaseから連勝とした。昨年の段階でもGreat Northern Steeplechase (PJR)の3着などがあったが、Steeplechaseは2年目となる今年はだいぶ力をつけているようで、これからの大一番に向けて楽しみな存在になりそうだ。Steeplechaseは2020年以来となるZamoraが2着。完全に人気薄だったようだが、遡ればWaikato Steeplechase (PJR)の4着などそれなりに頑張ってきた馬ではあり、またSteeplechaseを使うのであれば楽しみにしたい。

 

6/11(土)

Auteuil (FR) Tres Souple (4.1)

Prix La Barka (G2)

Haeis Pour tous chevaux de 5 ans et au-dessus, n'ayant pas, cette année, en courses de haies, reçu une allocation de 150.000. 4300m (Replay)

1. Super Alex J: Bertrand Lestrade T: Jean-Philippe Dubois

Belle Promesse、Colbert Du Berlaisが逃げるも2週目からBrexitが前に出てペースを上げる。最終コーナーからColbert Du Berlaisが前に出て逃げ込みを図るも、内から抜けてきたSuper AlexがColbert Du Berlaisとの叩き合いを制して勝利した。

Super Alexはこれが初の重賞勝利となる。前走もGrande Course De Haies De Printemps (G3)にて70kgを背負って2着に入ったりと力はつけていたようで、今回はややワンテンポ遅らせて仕掛けてくるBertland Lestrade騎手の好騎乗もあった。調教師のJean-Philippe Duboisは速足競走で有名な人だが、調べるとちらほら障害でも勝っているようだ。5歳馬のColbert Du Berlaisは強気に立ち回っての2着。Grand Artは前半かなり行きたがって走っての3着で、この辺りが解消すればもう少しやれそうだ。

 

Prix Des Drags (G2)

Steeplechase Pour tous chevaux de 5 ans et au-dessus, n'ayant pas, cette année, en steeple-chase, reçu une allocation de 200.000. 4400m (Replay)

1. Hacienda J: Ludovic Philipperon T: Donatien Sourdeau De Beauregard

Road Mix Tavelが逃げる展開も、最終コーナーの辺りからHacienda、La Danza、更にはLet Me Loveの3頭が接近。この4頭の叩き合いは外のHaciendaがLa Danzaを抑えて勝利した。

HaciendaはここまでPrix Journaliste (G3)の2着などがある馬だが、今回は同レースで惜敗したLa Danzaに雪辱を晴らす形となった。La Danzaに対しては当時も今回も3kgの斤量を貰っており、この斤量差であればあまり差がないということだろう。Prix Morgex (G3)でSel Jemを下したLa Danzaが2着で、そのSel Jemとはだいぶ水を空けられてしまった感はあるのだが、とはいえこの馬の場合は今年はCompiegneを使ってきたということもあり、秋のレース選択には注意しておきたい。逃げたRoad Mixが3着。Let Me Loveはどうにも肝心なところでミスが多く、伸びきれず4着に終わった。

 

その他

All horses refuse to jump and jockey thrown off in one of the weirdest horse races ever (Mirror)

競馬とは色々なことがあるものです。

SAJR - South Australian Jumps Racing (Facebook)

Oakbank Racing Comitteeの選挙が行われたようだが、残念ながら現在の8人の委員全員が再選されたようだ。一方で、どうやら投票方法に問題があるという話が主に障害競馬の支持者から出ており、投票用紙の配達遅れや電子投票が不許可になる等、州外や海外の会員をはじめとする一部の会員に実質的に投票権が付与されなかったそうだ。どこまで事実なのかは不明だが、ここまでの動きを見る限りOakbank競馬場の運営はもはやまともな組織ではなさそうだ。

Oppose the Bill to Ban Jumps Racing in South Australia (change.org)

動物愛護団体が提出しているSA州の障害競馬を禁止する法案に反対する署名運動が始まっているそうだ。SA州の競馬に関しては昨年来きな臭い話題が続いており、そろそろ取り上げるのも嫌になってきたのだが、どうかご容赦頂きたい。