にげうまメモ

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17/08/20 Australian Racing

*Sportsbet-Ballarat Heavy 9

Spoton Linemarking Marathon Hurdle 4000m

https://www.racing.com/form/2017-08-20/sportsbet-ballarat/race/1/results

Monte Carloが逃げる展開も、残り3障害辺りからGold Spurが進出。そのまま外を回って追い上げたAbebeを退けて勝利した。Murphy's Delightは落馬。

Gold SpurはBM120 HDL程度の勝ち鞍がある馬だが、やや距離が特殊な条件でありメンバーも手薄だったここでは実績上位だったか。パワフルな走りはHeavy9の馬場も合っていた。Abebeは最後まで脚を伸ばしているだけに、勝負所でGold Spurに前に入られたことが痛かった。Murphy's Delightは走法から見るとHeavyの馬場は合っていない。苦しくなってからもうひと踏ん張りする経験があればもう少し違っていたかもしれないが。

 

JJ Houlahan Hurdle 3200m

https://www.racing.com/form/2017-08-20/sportsbet-ballarat/race/4/results

例によってMujadaleが逃げるもTough Vintageがこれに絡んでいく。残り3障害からMujadaleがようやくTough Vintageを競り落とすも、Chequered Flagが捲っていき先頭に。しかし最終障害をこえて追いかけたTwo Hatsがゴール前でChequered Flagを捉えて勝利した。Mujadaleは最後まで盛り返す脚を見せるも3着。

Two HatsはGrand National HurdlesでAncient Kingの2着がある馬。実績的にはBM120 HDL勝ちがある程度だが、さすがに前走の内容から考えれば実力上位だった。しかし道中は飛越にミスを連発しており、何回か騎手に促して飛越を行う場面もあった。この辺りは改善が必要だろう。Chequered Flagは勝ちに等しい2着。Kevin Lafferty Hurdleの勝ち馬Hornet's Nestは案外だったが、さすがにそろそろお疲れな感。South Australiaで勝ってきたAbout the Journeyはここに入ると厳しい。

 

Grand National Steeplechase 4500m

https://www.racing.com/form/2017-08-20/sportsbet-ballarat/race/6/results

オーストラリア障害シーズンを締めくくる一戦。人気は3度目のGrand National Steeplechase勝利を目指すWellsから。

例によってMannertoneが先頭を伺うも、これを制してSea Kingが先頭に。Dormello Mo、Wellsと続く。Earthbound、Over the Yadarm、I'll'ava'alfはその後ろ。2周目に入ってSea Kingがペースを上げていく。Mannertoneは後退。2周目の途中からDormello Moが満を持して先頭に。しかし最終コーナーでSea King、Wellsが接近。そこから抜け出したWellsがOver the Yardarmとの叩き合いを制して勝利した。Bold Zamourが3着。

Sea King、Dormello Moともにオーストラリア障害トップクラスの飛越スキルを持つ馬なのだが、それをフルに生かして前々で強気に運ぶことで勝負を決めにいくのが勝ちパターンとなっている。今回もまたこの2頭が早々からペースアップし、さらにHeavy9の馬場もあって相当に厳しいレースとなった。Wellsは今シーズンMosstrooper Steeplechase、Crisp Steeplechaseに続くタイトルであり、Grand Nationalは3勝目とした。無駄がなく器用な飛越の安定感は図抜けており、比較的馬場の悪い内を抜けてくることが出来るパワー、そして71.5kgを背負いながら64kgのOver The Yardarmを競り落とす精神力はまさにチャンピオンのそれだろう。今後この馬がどのような路線を歩むのかは不明だが、近年のオーストラリア障害を代表する一頭と言える。ここまで来たら英国のGrand Nationalを目指して欲しいが、やや低い飛越を見せること、また馬場はとにかく悪化した方がいい辺りが難しい。

Over the YardarmはCrisp Steeplechaseと同じようにWellsの前に屈する形となった。Dormello Mo、Sea Kingなどのペースアップに付き合うことなくこの馬の形を貫いたのは良かったが、最後の数十メートルでの踏ん張りが足りなかった。この馬もまた大きいところを取れる器だろう。Morphettville ParksのGrand NationalにてAngelologyの2着に入ったBold Zamourは全く人気がなかったが好走した。South Australiaの馬はなんとなく頑張って欲しいところもある。もともとイギリスを走っていたDormello Moは自分の形を作った。とにかく飛越の各動作を着実に行うことが出来る馬であり、大きなストライドを生かしてハイテンポの飛越が武器であるためこの形でよいのだが、さすがに今回ばかりは相手が悪かった。Sea Kingはやや勿体ない落馬。馬は無事とのこと。昨年のCrisp WinnerのI'll'ava'alfは消極的な競馬だが、現状ここでは太刀打ちできないか。Mannertoneは出来れば逃げたかったが、いくらなんでもこのメンバーに絡まれると厳しい。