にげうまメモ

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16/01/23 National Hunt Racing

*Ascot Soft (Heavy in Places)

Juvenile Hurdle (C3) 1m7f152y

Sea Serpent、人気のGibralfaroが4歳戦らしいスローで先手を取る展開。続いてConnetable。残り4障害辺りからGibralfaroが抜け出し、これをConnetableが外から追ってくるが、Gibralfaroが1馬身ほどこれを抑えて勝利。

Gibralfaroはフランスからの移籍馬。Hurdleはこれで2戦2勝とした。ただし残り2障害を越えた辺りから外へとヨレつつ走っており、2着のConnetableが追い辛そうにしていた場面が見受けられた。勝ち馬との差はこの辺りだろう。

 

Amateur Rides' Handicap Chase (C3) 2m2f175y

Capillaが逃げる展開。第二障害でBrody Bleuが後方で落馬。残り4障害辺りから好位にいたJohnny Ogが一気に仕掛け、後続と12馬身ほどの差をつける。これを後方にいたCloudy Bob、Kings Crossらが追ってくるも時既に遅し。Johnny Ogが6馬身差をつけて快勝した。トップハンデのMountain Kingは大敗。

Johnny OgはC4勝ちがある程度の馬。今回は奇策が嵌った形だろう。10st1lbという軽量も効いたか。C5を勝ってきた人気のBold Bachelorはペースに戸惑ったのか飛越をミスしPU。逃げて大敗したCapillaはやや踏み切りの遠い飛越を見せていた。元々16fを勝ってきた馬だが、どうやら距離には限界があるようだ。

 

OLBG.com Mares' Hurdle (G2) 2m7f188y

Cannon Fodder、Desert Queen、Fairytale Theatreらが先行する展開。ペースは3m戦らしくスロー。人気のVroum Vroum Magは中段の外から。残り2障害辺りから馬なりで抜け出すと、最後は軽く気合をつけただけで後続に3馬身の差をつけて圧勝。2着にはJennies Jewelが入った。

Vroum Vroum Magはアイルランド牝馬限定Chase重賞を含む6戦6勝の馬。さほど強い相手と当たっていない嫌いはあったが、ここでは力の違いを見せ付ける結果となった。同様にアイルランドで走ってきた重賞勝ちのあるJennies Jewelが2着。人気薄だが重馬場も良かったか。英国勢は見せ場なし。

 

'40 Years of Keltbary' Holloway's Handicap Hurdle (G3) 2m3f58y

相変わらず図の低い走法のBaron Alcoが逃げる展開。人気のRock The Kasbahは後方、Theo's Charmは中段、Sugar Baronは好位から。Rock The Kasbahは徐々に進出し、残り5障害辺りでは好位に取り付く。最終障害で先頭に立つと、逃げ粘るBaron Alcoを抑えて勝利。3着にはLil Rockerfellerが入った。

Rock The KasbahはC2勝ちやG3でCort Minstrelの2着のある馬。今シーズンは初戦となるが、調子は良かったようだ。11st5lbを背負っての勝利は価値があるだろう。Baron AlcoはC3を3連勝して挑んだがここでも見せ場を作った。3着のLil Rockerfellerはトップハンデながら頑張ったが、スピードに難のある馬なので今後も勝ちきるまではどうか。比較的崩れずに走るとは思うが。Noviceを圧勝してきたTheo's Charmは完敗の内容だろう。

 

Clarence House Chase (G1) 2m192y

圧倒的人気のUn De Sceauxが逃げる展開。この馬が逃げたにしてはペースはさほど早くならず、ミドルペースでレースは進行。残り3障害辺りから好位にいたSimply Nedは後退、同じく好位にいたSire De Grugyも手綱が激しく動く。何とか残り2障害辺りからUn De Sceauxに並びかけるところまではいくも、最終障害を余裕を持って大事に飛んだUn De Sceauxが平地のスピードで一気に突き放し、5馬身差の圧勝。

Un De Sceauxは昨シーズンの短距離ChaseでNovice馬ながら2位タイのレーティングを獲得した馬。今シーズンの復帰戦はスピードの違いで他馬を寄せ付けない競馬を見せると思いきや、まさかの落馬という結果に終わっていた。Ascotの向こう正面のOpen Ditchは難易度が高いことが有名であり、Ruby Walshとしては落馬を気にして大事に乗ったということだろう。ペースがさほど速くならなかったのはそのせいか。Un De Sceauxは踏み切り前などにおいて小足を使うことに長けた馬だが、前脚での着地時に踏ん張る筋肉が十分ではなく、着地時も小足を使って誤魔化している。Chaseでのポカが多いのはこのせいだと考えられる。今後も極端な雨などによって滑りやすい馬場になったとき、または極限の勝負になったときの落馬のリスクが高いことは注意しておいた方が良いだろう。Ruby Walshが今回大事に乗ったことを考えると、本番のQMCCではハナに行ってこそ強さを発揮するSpecial Tiaraがハイペースで逃げる公算が高い。

Sire De Grugyは途中まで食らいつくも2着まで。年齢を重ねてスピードに衰えが見られるため、重馬場とミドルペースはこの馬には味方しただろう。前走のHaydockも特殊な障害配置と最終障害での事故に助けられた感があり、今回も最後の平地のスピードで完敗しているように、本番のQMCCに向けてはあまり強調できない材料か。

3着のTraffic Fluideは追い込んでSire De Grugyに迫るレースを見せた。実績的には完全に格下だが、今後も注意したほうがいい一頭か。Vibrato Valtatはスローペースでこその馬。このペースでも駄目だったことを考えると中距離の方がよいかもしれない。

 

bet365 Handicap Chase (C2) 2m5f8y

Bennys Mistがそれなりのペースで引っ張る展開。馬場に対応できない馬はついてこれず、隊列は長くなる。第10障害で外側に逃避したCold March、Bernardelliの騎手が落馬し競争中止。残り6障害からRoyal Regattaが先頭に立つも、最終障害でこれを交わしたDare Meがそのまま押し切り勝利。

Dare Meは12歳馬。ここのところはPUが続いていたが、まさかの劇走を見せた。休養が良い方向に出たのだろうか。C2を11st7lbを勝って挑んだRoyal Regattaは11st11lbを背負いながら2着まで踏ん張った。馬場はGood to SoftからSoftまでこなせる実績がある馬であり、面白い一頭だろう。

 

Novices' Hurdle (C3) 2m5f141y

好位から進めたDuke Des Champsが残り2障害から先頭に立ち、そのまま14馬身差の圧勝。

Duke Des Champsは見た目どおりに力が違ったと考えてよいだろう。2着のWestern CapeはC3のMdn勝ちのある馬であり、それなりに評価できる一戦か。

 

*Haydock Heavy

Handicap Hurdle (C3) 2m6f177y

Island Heightsが逃げる展開。中段から進めたBaywingが最終障害前で先頭に立つと、そのまま5馬身差の快勝。

Baywingはこれで4連勝。ただしそのいずれもがHeavyであることは注意したほうが良いだろう。HeavyでC3勝ちのあるGoodbye Dancerはやや丁寧に乗りすぎた印象。

 

Altcar Novices' Chase (G2) 2m3f203y

Bristol De Maiが残り5障害から先頭に立つと、そのまま後続を引き離し、32馬身差の圧勝。

Bristol De MaiはHenry VIII Novices' Chase (G1)にてAr Madの2着のある馬。重馬場が得意であり、ここではスピードの絶対値が違った。この馬の課題は良馬場になったときの対応だろう。C2をHeavyにて圧勝して挑んだOtago Trailはペースについていけず。

 

Supreme Trial Novices' Hurdle (G2) 1m7f144y

Its'afreebeeが逃げる展開。Le Prezien、Vieux Lilleが好位から。残り2障害からLe Prezienが追ってくるも、ぎりぎりIts'afreebeeが凌ぎきり勝利。

勝ち馬と2着馬の差は位置取りによるものだろう。Its'afreebeeはこれでHurdle3戦3勝だが、正直さほど本番に向けて強調できるものではないか。

 

Champion Hurdle Trial (G2) 1m7f144y

Rayvin Blackが逃げる展開。コーナーで外側に逃避しようとしたり、途中で飛越を渋ったりと気性的に難しいところを見せていた。The New Oneは好位から、残り5障害くらいから番手に構えると最後逃げるRayvin Blackを交わし勝利。

The New Oneは辛勝、と言ったところだろう。元々Heavyな馬場は得意ではないが、今回はRayvin Blackの問題に助けられた。Faugheenには完敗が続いており、Champion Hurdle (G1)に向けてはさほど強調できない内容。World Hurdle (G1)に向かったほうが可能性はあると思われる。Rayvin BlackはHeavyでC2を勝っての参戦となったが、今回見せた気性的な問題が今後の課題となってくるだろう。Melodic Rendezvousは得意の重馬場ながら見せ場なく3着。やや衰えが感じられる。Captain Conanはとりあえず無事に回ってきたことに意義があるだろう。

 

Peter Marsh Chase (G2 Limited Handicap) 3m24y

Gas Line Boyが引っ張る展開。好位からCloudy Too、Virak、Fingal Bayなど。後方の内からReve De Sivola。残り5障害辺りから先頭に立ったCloudy Tooがそのまま後続を引き離し、Virakに15馬身差をつける圧勝。

Cloudy Tooは以前はCheltenham Gold Cup (G1)にも参戦したほどの馬。その後の不調により今回は10st4lbまでハンデを落としていたが、今回は見事な復活劇を見せた。重馬場に良績が集中しているように、馬場も味方しただろう。久々のChase参戦となったReve De Sivolaは苦しくなっての5着。飛越に最後ミスが見られたように、今回は厳しい馬場も堪えたかもしれない。