にげうまメモ

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18/03/14 National Hunt Racing - Cheltenham Festival - Queen Mother Champion Chase (G1)

*Cheltenham Soft (Heavy in places)

Queen Mother Champion Chase (G1) 1m7f199y

http://www.attheraces.com/racecard/Cheltenham/14-March-2018/1530/

https://www.youtube.com/watch?v=1CEdTeo0v6w

Ar Madが先頭を伺うもこれを制してSpecial Tiaraが逃げる展開。例によって逃げ足を伸ばしていくが、第5障害でミス、後続が接近。好位にいたDouvanが第7障害から先頭に代わるも、残り4障害で落馬。Politologue、God's Own辺りが先頭に代わり、さらに残り3障害辺りからスムーズに進出したMinが抜け出してくるも、これをワンテンポ遅れて追いかけてきたAltiorがMinを交わすと、そのままフラットで突き放して7馬身差の圧勝。2着にはMinが入った。God's Own、Politologue、Ordinary Worldと入った。

残り3障害辺りのOrdinary Worldの手ごたえにビビった人はわたしと握手。Altiorはこれで障害13戦13勝とした。今シーズンはwind surgeryの影響が懸念されていたのだが、この2走を見る限りではその影響はあまりないようだ。異様によく伸びるストライドを伸ばして走るタイプであり、そのためまるでAirplaneのような飛越を見せるのだが、一方で瞬時に加速が出来ないという欠点を持っている。そのためCheltenhamの下り坂で馬群に包まれると厳しい面があるのだが、やはり加速してからのエンジン性能は桁違いのものがある。本来は外をスムーズに回すことで瞬時の加速性能をカバーした方がよさを発揮するタイプであり、今回の騎乗は決してこの馬にとって良いものではないのだが、それでもこの強烈な前掛かりのレースを勝ち切るパフォーマンスは16f Chaseの絶対王者のそれだろう。道中力を抜いて走る場面があるため、おそらく距離を伸ばしてもやれるように思われる。

牝馬Minは完璧な競馬をした。この馬自身は瞬時の加速性能に優れた馬で、しなやかな肢体とパワフルな筋肉を生かしたダイナミックな飛越が可能である。この馬にとってCheltenhamの下り坂でスムーズに加速し、そのままフラットのスピードを生かして他馬を突き放すレース運びは理想的な展開であったが、それ以上にAltiorのエンジン性能が桁違いであった。古豪God's Ownは全く人気がなかったが好走した。本来は16fで厳しい流れになった方が力を発揮できる馬。上り馬Politologueはややオーバーペースだったか。この馬自身はワンペース型の馬であり、ペースが厳しくなるとさすがに何もできない。Ordinary Worldはものすごい手ごたえで上がってきたがさすがに最後は脚が上がった模様。最終コーナーで曲がれていない辺り、下り坂までがこの馬の見せ場であった。

落馬に終わったDouvanだが、この馬自身強烈な気性を持っており、非常に制御が難しいという特徴を持つ。Rubyが相当苦労しながら乗っていたという過去もある。今回は久しぶりの実戦ということで、このようなポカもあり得るものだろう。馬場はやはり渋った方がいい。連覇を狙ったSpecial Tiaraは馬場が悪くなればこんなものだろう。広いうえに勝負所が下り坂になっているCheltenhamはこの馬にとって理想的なコースだが、馬場が渋るとどうしようもない。