にげうまメモ

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17/01/29 National Hunt Racing

*Leopardstown Good (Good to Yielding in places)

Nathaniel Lacy & Partners Solicitors '50,000 Cheltenham Bonus For Stable Staff' Novice Hurdle (G2) 2m4f

名前が長い。Blood Crazed Tigerが逃げる展開も第6障害で落馬。代わって先頭に立ったMontalbanoだが早々に後退。残り2障害から人気のLet's Danceが先頭に立つと、そのままKemboyを6馬身ほど引き離して勝利した。

Let's DanceはこれでHurdleは未勝利から4連勝とした。昨シーズンはJuvenile路線を使い、G1でもそれなりに善戦してきた馬。途中の障害で大きなミスはあったが、それ以外の飛越は安定していた。ただし相手としてはかなり手薄であり、レースもNoviceの20f戦らしいものであった。あくまで今後の路線次第といったところか。

 

Frank Ward Solicitors Arkle Novice Chase (G1) 2m1f

第一障害からいきなりIdentity Thiefが落馬するアクシデント。第3障害でBleu et Rougeも落馬。Royal CaviarとSome Planの一騎打ちになるも、最終障害でRoyal Caviarがまさかの落馬。そのままSome Planが勝利した。完走は1頭のみ。落馬した騎手が悔しがっているのは欧州障害競馬の素敵な光景である。

この路線はとにかくAltiorが強くて、対抗角になると思われるわりと面白いメンバーが揃っていたのだが、ジョークの一種のようなレースとなってしまった。Some PlanはこれでChaseは4戦3勝落馬1回とした。能力は高い馬なのだが、どうにもHurdle時代から飛越にミスが多く大成が阻まれてきたという過去がある。今回も全体的に飛越にロスがあり、更なる向上が必要だろう。Royal Caviarはもったいない落馬。しかし大きなミスをした最終障害を除けば飛越は綺麗であり、最終障害の手前ではSome Planを完全に競り落としていた。Detoitte Novice Hurdle (G1)勝ちのあるBleu Et Rougeは第2障害でミス、そのまま立て直すことが出来ずに落馬という結果に終わった。前走のRacing Post Novice Chase (G1)でミスから途中棄権となったIdentity Thiefはいきなりの落馬。どの馬も名門厩舎だけに今後立て直してくることを期待したい。

 

Irish Champion Hurdle (G1) 2m

Petit Mouchoirが軽快に逃げる展開。これをぴったりとマークする形でNichols Canyon。少し離れてFootpad、Ivanovich Gorbatov。残り2障害辺りからNichols Canyonの手ごたえが悪くなり、最終障害で落馬。前を追ってきたFootpadを振り切ってPetit Mouchoirが勝利した。Ivanovich Gorbatovは離れた3着。

Petit MouchoirはRyanair Hurdle (G1)から2連勝。同レースの再戦のようなメンバーであったが、ここでも力の違いを見せつける内容となった。ハナを切ることで積極的にレースを引っ張る形があっているのだろう。昨シーズンはNoviceでさほど結果を残せなかったが、非常に面白い馬が出てきたと言っていいだろう。Footpadはやや完敗の内容だが、それでもここまで差を詰めてきたのはこの馬の成長の証か。Nichols CanyonはPetit Mouchoirは真っ向勝負を挑むもやや水をあけられた形の落馬。Ivanovich Gorbatovは良馬場ということで期待したが、このペースでは追走で精一杯のように見えた。