にげうまメモ

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17/04/26 National Hunt Racing

*Punchestown Good to Yielding

Punchestown Gold Cup (G1) 3m120y

結果と映像:http://www.attheraces.com/racecard/Punchestown/26-April-2017/1730

スタートで元気いっぱい走っていったChampagne Westを制してConeygreeがハナへ。そのままペースを緩めずに引っ張る。隊列はかなり長くなるも、残り2障害辺りからSizing John、Djakadamが接近。差一周障害でDjakadamがミスをしながらも前に出るが、Sizing Johnがゴール前でこれを捉えて勝利した。僅差の3着にConeygree。

どちらかというとCheltenham Gold Cupは中盤から持続的にペースアップしていく展開となったのだが、一方のPunchestown Gold CupではConeygreeが引っ張ったために序盤から激しく流れる展開。そのためDjakadamのようにハイペースに耐性のあるワンペース型の馬にとってはPunchestownの方が有利な条件となった。Sizing JohnはもともとDouvanに16f戦で太刀打ちが出来なかったのだが、24fに転向してからはロングスパート合戦となる中をその持続的なスピード能力を生かして頭角を現してきた。さらにここではConeygreeがハイペースで引っ張る中を勝ち切り、新たな側面を見せたといってよいだろう。Djakadamは最終障害の着地でミスがあったが、ほぼこの馬の力を出し切っての敗戦。どうにもポカが多いのだが、それでも天下を取れる馬であることは間違いない。久々となったConeygreeは自分の競馬を見せた。やや後半の前脚での着地で踏ん張り切れない場面があり、万全であれば十二分に勝機のある馬だろう。慢性的な故障に悩まされている馬のようだが、その能力は優に一線級。とにかく無事に行ってくれることを期待するのみである。

 

Irish Daily Mirror Novice Hurdle (G1) 3m

結果と映像:http://www.attheraces.com/racecard/Punchestown/26-April-2017/1655/

人気のPenhillは2着まで。どうにもスピード能力に優れた馬のようだが、一方でストライドを伸ばし切ることがなくピッチ走法に近いスパートを見せる。狭いところを一気に抜けてくるレースであればその機動力が生かせるのだが、オープンなロングスパート合戦となるとやや分が悪いかもしれない。