*Fairyhouse Soft
Bar One Racing Juvenile Hurdle (G3) 2m
残り4障害辺りから先頭に立ったEspoir D'Allenがそのまま勝利。2着にはMitchoukaが入った。
3歳戦では極端なペースになりがちなのだが、このレースは人気薄の馬が逃げたこともあり前半はかなりのスローとなっている。勝ったEspoir D'Allenはこれで3戦3勝とした。若干飛越に無駄な仕草はあるのだが、Juvenileのこの時期であれば十分だろう。Mitchoukaは残り2障害でミスがあり、最後はその際につけられた差がそのまま着差となった印象。
Bar One Racing Royal Bond Novice Hurdle (G1) 2m
Morganがやや引っかかり気味に逃げるも、残り2障害で先頭に立ったMengli KhanがEarly Doorsを引き離して勝利。3着以下はさらに遅れた。
Mengli Khanは今年の1月からHurdleを使っている馬だが、これで今シーズンに入って3連勝とした。走法はかなりパワフルでダイナミックなものを持っているのだが、一方で無駄が多い走りなので馬場としては重馬場専門だろう。Early Doorsは勝負所からのミスと、やや内に切れ込んできたMengli Khanの不利を受けた結果の5馬身差。飛越さえ向上すればもう少しやれるだろう。
Bar One Racing Hatton's Grace Hurdle (G1) 2m4f
ハナにたったApple's Jadeがそのまま逃げ切り勝ち。2着にはNichols Canyonが入った。3着にはSupasundae。
Apple's Jadeはこれで連覇となったが、結果としては貫禄勝ちというところか。20fで馬場が渋り、かつ得意のロングスパートを生かす展開となればこの馬の天下。Stayer's Hurdle (G1)を勝ったNichols CanyonはApple's Jadeを見る競馬をしたが、もともと超一線級とは差があった馬であり、さすがにApple's Jadeの形を作られると手が出ない。どんな条件でも走れる馬だが今後は相手関係次第だろう。Supasundaeはこの馬らしい勝負強さを見せたが、さすがに勝ち馬を脅かすには至らず。
Bar One Racing Drinmore Novice Chase (G1) 2m4f
ほぼ5頭が並んで迎えた残り3障害地点から抜け出したのは人気のDeath Duty。Rathvindenを3馬身ほど突き放して勝利した。3着にはSnow Falcon。
Death Dutyはこれで3連勝。妙に上半身の重心が低く地を這うような独特のフォームを持っている馬なのだが、相変わらず馬場が渋るとよく走る。どちらかというと緩慢な動きをする馬で、もともとは踏切位置が安定していなかったのだが、ようやくここに来て踏切も向上してきた。やや遠い位置からストライドを効かせた飛越がこの馬の武器となるだろう。Rathvindenはさすがに今回は相手が悪い。Novice路線の手薄な辺りでどこまで。Snow FalconはChase2戦目としては頑張っているだろう。もう少し慣れれば重賞くらいは取れていい。