にげうまメモ

障害競馬と艦隊これくしょんの個人用メモ ご意見等はtwitter(@_virgos2g)まで

16/07/28 National Hunt Racing - Galway Festival -

*Galway Good to Yielding

Novice Chase 2m2f52y

Tiger Rollが逃げる展開。これを追うのがAkito、Baily Cloudなど。Tiger Rollはスローで逃げ、徐々にペースを上げていくが、残り2障害の地点で着地をミス、その際にBaily Cloudと接触することで騎手が落馬。ここでHurricane Benが先頭に立つも、最後脚が上がり、これを追ってきたXsquaredが6馬身差の快勝。

Xsquaredはここのところ平地を含め5連勝。ただし一時はHurricane Benに引き離され、二連続障害となっている最終障害からゴールまで距離のあるGalway競馬場の特性を利して勝ったような印象は拭えない。平地でのスピードは確かだろうが、障害飛越というところでは疑問が残る。Tiger Rollはやや踏切が近すぎる嫌いがあった。HurdleではG1勝ちのあるほどの馬だが、踏切位置の問題でその能力を生かし切れていないように思える。

 

Novice Hurdle 2m4f156y

Bel Sasが軽快に逃げる展開。Champagne Harmony、Exactorisがこれを追うがなかなか差は詰まらず。結局Ruby Walshの剛腕に応えたBel Sasがこれらを凌ぎ切って勝利した。Black Warriorは勝負所から遅れ4着。

Ruby Walshの卓越した騎乗技術が生きたレースであった。Bel Sasは一見行きたがっているように見えるが、馬を集中と緊張の中に置き、完全に鞍上の制御下に入れた「唸りながら走る」という状態である。事実、馬を動かしていけば馬は即座にギアを上げ、飛越も一つたりとミスがない。先ほどのレースで負傷したBryan Cooperの代理であったが、その騎乗は超一流のそれである。Bel Sas自身はこれでHurdle2戦2勝。ただし相手関係を考えればここでは楽勝しなければいけなかっただろう。

 

Galway Hurdle Handicap (Grade A) 2m20y

本日のメインレース。Galway Plateに並び、Galway Festivalの目玉レースである。

レースは激しいポジション争いの結果、Bamako Moriviereが逃げる展開。外にぴったりとModem、The Plan Manがつける。これを追うのがQuick Jack、Ancient Sands、Tigris River、Princely Conn。人気のSuperb Storyは中団の外、Clondaw Warriorは後方の内に構える。レースは淡々と進み、残り4障害でアブミを落としてしまった後方のTempo Macが残り2障害でPUする以外は大きなアクシデントなく進行。中盤から一気に凝縮した馬群は残り2障害辺りからペースアップ。ここでBamako Moriviereは一杯になりModem、Princely Connが先頭に。これを外から捲ったのが好位の内にいたHidden Cyclonだが、その内を掬ってきたのがRuby WalshのClondaw Warrior。そのままうちの2頭を交わすと、Hidden Cycloneの追撃を半馬身ほど抑えて勝利した。

Clondaw Warriorは平地のDoncaster Cup (G2)で2着があるほどの実績馬。Hurdleと平地を交互に使い、HurdleでもFarmhouse Foods Handicap Hurdle (Grade B)勝ちの実績がある。実力的にもここではやや上だが、それにしても後方の内で構え、多頭数のハンデ戦で密集した馬群をまったく不利を受けることなく抜けてきたRuby Walshの手腕を称えるべきだろう。Hidden CycloneはRyanair Chase (G1)にて2着がある実績馬だが、ここのところはいまいち飛越が安定せず、Hurdleに戻していた。平地のスピードはある馬であり、ここでもその能力は見せてくれたが、Ruby Walshの卓越した勝負勘にやられた印象。普通であれば勝っていたレースだろう。Princely Connは全く実績がないにもかかわらず見せ場を作った。Modemはここのところ勝ちきれないにせよ好走を続けている調子のよい馬。ただしこの辺りよりはHidden Cycloneを上に取るべきか。前走CheltenhamでG3を勝って人気を集めていたSuperb Storyは全く動けず。あまりこのようなレースで内有利ということはないので、季節的なものだろうか。