にげうまメモ

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16/10/01 National Hunt Racing

*Gowran Park Yielding

PWC Champion Chase (G2) 2m4f

以前は2011-14にかけてSizing Europeが4連覇していたりしたレース。これがあるとそろそろ英愛障害競馬シーズンの到来を実感する。

レースはBallycaseyが例によって逃げる展開。これを追いかけるのがMr Fiftyone、Rightdownthemiddle。Devils Brideは3番手、The Game Changerは中団から。人気のRoad to Richesはやや飛越にスムーズさを欠き、障害飛越の度に位置を下げる。Ballycaseyは2周目からペースを上げ、残り3障害辺りから後続を振り切ると、そのまま11馬身差の快勝。2着には追い上げたRoad to Richesが入った。

BallycaseyはもともとはGrowise Champion Chase (G1)にてCarlingford Loughの2着のある馬。どちらかというと飛越にポカのある馬だが、ここのところは比較的飛越も安定し、今年の夏はGalway Plate (Grade A)を3着、Msl Cork Mercedes-benz Handicap Chase (Grade B)勝ちと調子が良いようだ。前走のKerry National (Grade A)こそHeavyな馬場に24fとやや厳しかったようだが、20fに戻ったここでは力を見せた。やや使い詰めである点が気になるが、漸くここにきて素質馬がその実力を存分に発揮できるようになったとのことで楽しみな一頭だろう。実績馬Road To Richesは飛越にスムーズさを欠いての敗戦。飛越の度にブレーキを踏みながら、最後までバテずに2着まで来たのは高い能力の証だが、やや飛越に自信を無くしているように見える点が気がかり。ここ2戦とも飛越をミスしての敗戦である点も効いているかもしれない。実力通り走ればその能力は現役トップクラス。何とか自信を取り戻してほしいのだが。