＊Auteuil Tres Souple (4.1)
Prix Juigne (Haies / G3) 3600m
http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2019/O/Z0EvZ3R6MElOUFZ0WnQyNi9KTjhmUT09
Galop Marinが人気になっていたが序盤で早々に落馬。好位から進めたRaffles SunがVangel De Cerisyを凌いで勝利した。3着にはTap Tap Boom。
Galop Marinは昨年の秋にGrand Prix D'Automne (G1)を含む4連勝を上げ、現時点ではフランスHaiesの頂点にいるかと思われた馬なのだが、今年初戦は残念な結果となってしまった。とりあえず馬は走っていたようだが。Raffles Sunは昨年のPrix Renaud Du Vivier (G1)の3着馬で、Master Dino、Tunisに次ぐポジションの馬。とはいえ馬場とメンバー、斤量を考えればいまいち物足りないパフォーマンスであった。Master Dinoが故障で離脱、Tunisはなぜか種牡馬入りという状態なので、Raffles Sunにはもう少し存在感を示してもらいたいところなのだが。
Prix Robert De Clermont-Tonnerre (Steeplechase / G3) 4400m
http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2019/O/M1ZQU0lLYjJtQmlSTzdGOFovdjBkUT09
Poly Grandchampがゆるゆると逃げる展開も、スタンド前から一気に前に取りついてきたLe Costaudが最終コーナー辺りでPoly Grandchampを振り切るとそのまま10馬身差の快勝。Poly Grandchamp、Milord Thomasと続いた。
Le CostaudはAuteuil競馬場自体は実はこれがたったの3走目で、この馬の主なタイトルはどちらかというとイタリアMerano競馬場である。Meranoでのパフォーマンスを見ている人間にとっては待望のAuteuilの重賞挑戦であったのだが、ここでは見事な勝利を収めた。緩慢で大きなストライドからそのまま脚力を生かして飛越しきってしまうバネの強さが持ち味であり、馬場に張り付くような走法も相まってこの日のような馬場では異様なまでの強さを発揮する。フランスSteeplechaseの重賞級が揃ったここでのパフォーマンスは今後も無視できないものだろう。次のレース選択がなかなか楽しみになる一走であったが、どうにも飛越にはその発想特有のポカが残ることは注意しておきたい。Poly Grandchampはまたしても惜敗だが、今回はさすがに相手が悪かった。Milord Thomasは安定したレースを見せた。Roi Mageはやや完敗の内容で、Milord Thomasともやや離されたのは気になった。
