＊Auteuil Collant (4.2)
Prix Du D'Anjou (G3 / Steeplechase / 4 ans) 3500m
http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2019/O/VU5PMm9CTU92RGpwT2NVNnJLRkp5dz09
ここ2年はWhetstone、Edward D'Argentといった強力な馬が勝利しているレース。レースはブリンカーをつけたFaro Des Malberauxがハナに行く展開も、コースを別に取ったGoliath Du Berlaisと並んで引っ張る展開。Gros Open DitchでミスをしたFaro Des Malberauxは後退、そのままGoliath Du BerlaisがRoyal Et Ticを抑えて勝利した。
Goliath Du Berlaisは実は未去勢の牡馬で、重賞は初勝利となる。昨年のPrix Congress (G2)ではPoliricoの2着に終わっていたが、ほぼ同じコースとなるここでその雪辱を晴らしたことになる。当時3着のRoyal Et Ticとはややタイプが異なるようで、Goliath Du Berlaisはどちらかというとパワフルなストライドを伸ばして持続的なスピードを生かすことが出来る馬のようだ。Royal Et Ticは同様にストライドを伸ばしたスパートを見せていたが、どちらかというとトップスピードに勝るタイプだろう。着差としては前回と同じ程度であり、あくまでこの辺りは乗り方一つで変わるものである。Poliricoは水壕障害で無念の落馬に終わった。
Prix Hubert D'Allieres (Listed / Haies) 4300m
http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2019/O/S0VxcFcxNEcreXdGQktiOXJzZjRtQT09
ゆったりとEspoir De Bellouetが逃げるも、2周目からLe Mansがするすると上がっていきハナに立つ。しかしLe Mansは向こう正面で外に進路を切り替えたため、再度Espoir De Bellouetが引っ張るような形となる。Espoir De Bellouetは向こう正面の終わりから苦しくなり、代わって外からLe Mansが先頭に立つも、馬群を縫って上がってきたBipolaireがこれを抑えて勝利した。
Bipolaireは昨年及び一昨年のPrix La Haye Jousselin (G1)の勝ち馬。昨年に関しては、Grand Steeplechase De Paris (G1)の上位馬が不在であったことを考えるとどうにも評価が難しい部分が残っており、とりあえずここはこの馬にとって昨年は落馬に終わったGrand Steeplechase De Paris (G1)に向けた良い始動戦になったものだと思われる。Le MansはPrix Leon Olry-Roederer (G2)の3着がある程度で、実績的にはかなり格下なのだが好走した。Prix Ferdinand Dufaure (G1)の4着馬Darling Des Bordesは勝ち馬とはおぼ同じ位置からスパートしての3着はやや案外な内容だが、長期の休養明けであったことを考えれば許容範囲内か。一昨年のPrix Ferdinand Dufaure (G1)の勝ち馬Srelighonnは見せ場を作れず。
