＊Naas Yielding
Limestone Lad Hurdle (G3) 2m
https://www.sportinglife.com/racing/results/2019-01-27/naas/510159/limestone-lad-hurdle-grade-3
Forge Meadowが淡々と逃げる展開も、好位からこれを追いかけたEspoir D'Allenが抜け出し勝利した。2着にはWicklow Brave。
Espoir D'Allenは昨シーズンのNovice Hurdleにて早い時期から頭角を現してきた馬だが、2月のLeopardstownを最後にシーズンの中心的なレースは全て棒に振ることになった。昨年の11月に復帰してからこれで3連勝。もともと完成度の高さを武器に戦ってきた馬で、ここに入ってもその瞬発力の高さを見せつけることになった。飛越が低いのはともかくとして、どうにも飛び込むような飛越を見せたりと安定感は欠いており、5歳という若さを差し引いても飛越技術にはどうにも不安が残る。スピード能力の高さはG1でも大きな武器になることが想定されるが、現時点ではリズムを崩してあっさり大敗するリスクもはらんでいるだろう。Wicklow Braveは持ち前のフラットのスピードで追い上げたのだが、やはり飛越技術がどうにも覚束ない。このようなタイプはかえって気分よく行かせて飛越のリズムを作り出してしまった方がうまくいくのだが、どうにも気性的にも難しいようで、こういう部分が残っている辺り、障害において大成が阻まれているのだろう。
Naas Racecourse Business Club Novice Chase (G3) 3m
Moonshine Bayが先頭を伺うも、これを制してChris's Dreamがハナに。レースは淡々と流れるも、最終コーナーを越えてBallyward、Discoramaが並びかける。この2頭が抜け出しを図るが、最終障害にてDiscoramaがまさかの落馬。そのまま残ったBallywardがChris's Dreamに11馬身差をつけて快勝した。
Ballywardは勝ち鞍は未勝利のみだが、Albert Bartlett Novices' Hurdle (G1)にてKilbricken Stormの4着があったりと、それなりに実績を積んできた馬。Chaseは2戦目にして初勝利。飛越には特に目立った問題はなかった。11馬身差とはいえ最後まで馬が気持ちを切らさずに走った着差といったところだが、現時点の24f戦では必要な精神力の強さだろう。RSA Chase (G1)にむけて面白い一頭。惜しかったのはDiscoramaで、Drinmore Novice Chase (G1)ではDelta Workから離された5着ではあるものの、もともと24fのHurdleも走ることが出来た馬だけに、距離延長は歓迎材料であったことが想定される。それにしても、同馬が単勝67倍で初勝利を挙げた未勝利戦の2着がBlow By Blowであったりと、どうにも縁があるようだ。もっとも、当のBlow By Blowはどうにもいまいちなパフォーマンス。
