7/6(木)
Tipperary (IRE) Good to Yielding
〇 Grimes Hurdle (G3) 2m (Replay)
1. Fils D'Oudaries J: Jack Kennedy T: Gordon Elliott
全体で13頭立てとだいぶメンバーが揃った一戦。Sole Pretenderが発馬拒否するスタートから、前に行ったのは11歳のCash Back。しかし最終コーナーから前に出てきたFils D'Oudariesが先頭に代わると、追い込んできたSharjahを抑えて勝利した。
今年の冬に負傷して離脱していたJack Kennedyは最近復帰し元気に騎乗しているようだ。Fils D'Oudariesは前走のBallinrobeから連勝とした。元々はフランスの出身馬でJoseph O'Brien厩舎でChaseを使っていたのだが結果は出ず、Point-to-Point、さらにNicky Henderson厩舎を経て今の厩舎に所属している。なかなか珍しい経歴の馬だが基本的には夏場の良馬場におけるHurdle馬といったところで、この舞台がおそらくこの馬にとっての適条件と思われる。2018年以来のSummer SeasonのHurdle路線に参戦しているSharjahは追い込んでの2着で、ここからGalway Hurdleに向けて楽しみなレースとなった。Cash Back、A Wave of the Sea、さらには後方から追い込んだDa Capo Gloryともにさほど差のない入線となった。
Lysá nad Labem (CZE) stav dráhy: 2.2 (pevná / Firm)
〇 Memoriál Evy Palyzové o pohár hejtmanky Středočeského kraje
Steeplechase crosscountry I.kat. - 4600 m, cena, 5letí a starší 150.000 Kč (Replay)
1. Swinging Thomas J: Jan Faltejsek T: Pavel Tůma
Dulcar De Sivola、Swinging Thomasが前に行くもレースはゆったりと進行。Irish Bankの辺りからPrince D'Orageが前に出て引っ張るも、これにSwinging Thomasが接近。直線を向いてSwinging ThomasがPrince D'Orageを捉えて勝利した。
Swinging Thomasはこれで昨年のBratislavaのSteeplechaseから6連勝とした。まだ6歳と可能性を秘めた馬で、ここまではWroclawやスロバキアといった競馬場を転戦している。今回は初のLysá nad Labemということもありややもたつく場面もあったが、改めてこの馬の可能性を示す結果となった。今後Pardubiceに向かうのか、Wroclawに向かうのかといった動向も含めて注意したい。主にイタリアのSiepiで結果を残してきたPrince D'Orageはチェコ国内のCross Countryは初であったが、全体的にいい飛越を見せていた。元々の能力を考えればPardubiceでも戦えそうで、引き続き期待したい。ポーランドで3連勝して挑んできたReggaetonが3着。Dulcar De Sivolaはやはり飛越というよりはスピードの面で置いていかれての4着。ポーランドのNickはさすがにPardubiceの3000メートルクラスのCross Countryよりは戦いやすそうではあったが、Irish Bankで大きく遅れ、その後落馬に終わったようだ。