にげうまメモ

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19/10/26 National Hunt Racing

*Cheltenham Heavy

Masterson Holdings Hurdle (C2) 2m87y

https://www.sportinglife.com/racing/results/2019-10-26/cheltenham/548992/masterson-holdings-hurdle

終始好位を進んだQuel DestinがSoviet Pimpernelを抑えて勝利した。3着にTorpillo。

Quel Destinは昨年のCoral Final Juvenile Hurdle (G1)の勝ち馬で、JBC Triumph Hurdle (G1)は5着に入っていた。ひとまず同世代相手ということで格好はつけたが、未勝利を勝ったばかりのSoviet Pimpernelが2着にきている辺り、どうにも水準としては疑問符が付く。今月上旬のC2のハンデ戦を勝ったTorpilloは3着で、今年2月ではQuel Destinに完敗の内容だったのだが、4stのハンデ差もあり差を詰めることが出来た。

 

Randox Health Handicap Chase (C2) 1m7f199y

https://www.sportinglife.com/racing/results/2019-10-26/cheltenham/548993/randox-health-handicap-chase

やや引っかかり気味にKnocknanussが逃げる展開だが、中段から進めたSaint CalvadosがVaniteuxを抑えて勝利した。Knocknanussは3着まで逃げ粘った。

Saint CalvadosはPoplar Square Chase (G3)の勝ち馬。ただ、それよりはフランス型の比較的丁寧な飛越を見せつつもスピードで圧倒するというタイプの馬で、昨シーズンはG1路線に参戦するもAltiorの前になすすべなく敗れていた。Wind Surgeryを経て、クラスを落としたここでは力を見せた。11st12lbを背負ってのこの勝利は価値があり、メンバー的にもそれなりにListedクラスで走ってもおかしくない相手であったことを考えれば、やはり重賞クラスでは十二分に勝負になる馬なのだろう。競馬の運び方にも進歩が見られた点も評価できる。Novice上りのKnocknanussは散々馬と騎手が喧嘩していたが、3着まで粘った。どうにも気性的には進歩が見られないのだが、持っているものはやはり大きいのだろう。