にげうまメモ

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21/12/30 2017年 Cheltenham Festival 旅行記 ③ - 競馬場 設備編 -

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*2017年 Cheltenham Festival 旅行記

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Cheltenham競馬場は飲食物の持ち込みは一切禁止です。なので食料は競馬場内の売店で買う必要があります。早々に競馬場に来てうろうろしてお腹が減ったので、お昼ご飯に買ったのが写真のフィッシュアンドチップス。イギリスみを感じるお昼ご飯。一見豪快で美味しそうに見えますが、一切味が付いていません。その辺にケチャップやビネガーが置いてあって自分で味をつけるスタイル。イギリス人ケチャップ好き過ぎ。

 

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いちおう競馬場内にはたくさんのバーがあります。馬を見に来たのか酒を飲みに来たのかわからなくなるくらいには。写真はパドック脇にある"Quevega's"という名前のワインバー。QuevegaとはCheltenham Festivalの2009~2014年におけるDavid Nicholson Mares' Hurdle (G2)(現在のOLBG Mares' Hurdle (G1))を6連覇したアイルランドの名牝ですね。当時の格付けとしてはG2だったので、G1競走を連覇した記録には算入されないのですが、その後すぐにG1競走に格上げされたので、実質的にはほぼG1競走6連覇と考えていいかもしれません。イギリス・アイルランド障害競馬ファンとしては是非とも入りたいところですが、もちろん日中は満員御礼で入れません。あとみんな複数人で来ているので、ひとりぼっちの日本人にはとても敷居が高いです。比較的空いていた早い時間帯に1人で酒を飲んでたらウェイにこのテーブル良いかい? とかいって追い出されました。つらい。

 

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Tattersalls Enclosureの辺りにあるGuiness Village。ここには大型モニターがあり競馬中継が見られる上に、なにやらライブなんかもやっていたようですが、見ての通りの大混雑。さすがにここに入る元気はなく入り口まで行ってスルー。ギネスビールはメインスタンドの建物の中をはじめ、そこら中で売ってるので別にここじゃなくてもいいと思います。ただ、Cheltenham競馬場のギネスビールはとにかく美味いので、ビールが飲める方であれば一度は飲んでおいて損はしません。ここのギネスビールを一度飲んだら日本の競馬場でギネスビールを飲めなくなります。左手にあるのは軽食の屋台ですね。このような屋台があちこちにあるので、とにかく競馬場内でつまみや食事には不自由しません。もちろん、お値段はイギリス相応ですが。

ちなみに場内にはMoët & Chandonのシャンパンを売っているところもありますが、一本で20ポンドも取られた上にものすごく冷えたのでおススメしません。着飾ったマダムと一緒にセレブ気分を味わいたい方のみどうぞ。個人的なおススメはホットチョコレート。3月のイギリスは陽が出ないと寒いですし。あとその辺でぷかぷかタバコ吸ってやがるせいで喉が渇くので、水を買っておくとよいです。

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そのほか。お土産は場内に売店のテントが立ち並んだエリアがあるので、競馬グッズはそこで買えます。写真のようなSprinter Sacreグッズも買えました。なんとこのSprinter Sacreの本は本人(?)のサイン入り(?)らしいですよ。これを買ったのは2017年の3月ですが、2021年12月現在、未だに1ページも読んでいないことをここに懺悔しておきます。競馬とは関係のない洋服なんかも大量に売っているので、お金に余裕のあるお洒落さんは是非覗いてみてください。中の人は貧乏なのでウィンドウショッピングだけで帰ってきました。ちなみに売店エリアはなんかチケットの種類で入場制限が掛かっていた記憶もあります。入れなかったらごめんなさい。

右の写真にあるようなレーシングプログラムは、事前にチケットと同時に購入しておけば引換券が送られてくるのでレース当日のカウンターで交換してくれます。もちろん当日の購入も可能です。

 

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メインスタンドのHall of Fame Entranceから入るとすぐのところにあるエリア。ここにはCheltenham Festivalの歴史を彩る様々な名馬、騎手、調教師の写真が飾られているスペースが設けられています。しかしど真ん中に見ての通りゴミ箱が堂々と鎮座している上に、実はこの一角はただの廊下でしかないため、実物はあまり格好良くはありません。長い歴史と伝統を誇りながら、どうにもいまいち格好がつかないのはイギリスクオリティなのでしょうか。府中競馬場の競馬博物館のように、完全に独立させた方が風格は出る気がします。

ちなみに、競馬場内には当日のレースの優勝トロフィーがたくさん飾られている場所があります。写真を撮ってきましたが、いかんせんガラス張りで中の人が映り込んでおり、格好悪いので省略で。

 

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パドックの近くにあるSir Anthony Peter McCoy像。いわゆる"A P McCoy"とは現役時代に計4358勝を挙げ、イギリスのチャンピオンジョッキーに20年連続で輝いた伝説の騎手ですね。ちょうどこの日はお披露目だったので大量の人が群がっています。なにやら中央に本人も見えますが、どうやらテレビかなにかの取材を受けていたようです。

競馬場にはイギリス障害競馬を彩った数々の名馬の像が設置されており、この近くにはBest Mate像も設置されています。パドックを挟んで反対側にはArkle像もあります。

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ご本人とのツーショット。確かに似ているかもしれません。あの人混みをかき分けて御本尊を拝みに行ったわたしえらい。

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で、これがそのArkle像。格好いいですね。ただし酒の入ったグラスを置くのにちょうどいい高さらしく、レースが始まって賑わってくるころには大量のグラスが置かれています。インスタ映えする、ザ・海外競馬的なキラキラした格好いい写真を撮るのであれば早めに行かなければいけません。近くにGolden Miller BarがあるGolden Miller像も同様です。

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で、これがBest Mate像。足元には花束も置かれたりしてかわいいですね。

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Golden Miller像。微妙に頑張って隠すように撮っていますが、足元には酒の入ったコップが大量に置かれています。グラスも倒れていますし。ただし、これでもまだマシな方。イギリス紳士は身なりは格好いいのにやることがしょーもない。