*週刊障害競馬回顧 2022/01/31-2022/02/06
2/5(土)
Sandown (UK) Good to Soft
〇 Novices' Hurdle (C3) 1m7f216y (Replay)
1. Shallwehaveonemore J: Joshua Moore T: Gary Moore
ハナに行ったShallwehaveonemoreがそのまま20馬身差の圧勝。ShallwehaveonemoreはHurdleは初勝利とした。前走はTolworth Novices' Hurdle (G1)に参戦するも、どうにも制御が効かずに4着に終わっていたが、ここでは能力の違いを見せた。ただしやはり行きたがって走るところは相変わらずであり、Authorized産駒ということを考えるともう少し上手くコントロールされた状態で走って欲しいところである。
〇 Contenders Hurdle (Listed) 1m7f216y (Replay)
1. Goshen J: Jamie Moore T: Gary Moore
好位から進めたGoshenがGuard Your Dreamに15馬身差をつける圧勝。Goshenは昨年のWincantonのKingwell Hurdle (G2)以来の勝利とした。今後はChampion Hurdle (G1)を目指すということだが、やはり馬自身の運動能力は非常に高い一方で、相変わらずレース振りが安定しないのは相変わらずであり、この辺りは気性的なものもあるのだろう。秘めた爆発力は素晴らしいものがあるのだが、どうにも信用できないという馬である。International Hurdle (G2)を勝ったGuard Your Dreamが2着で、同2着のSong For Someoneが4着ということを考えると、この辺りの面々はG1でどうこうというよりも格下と考えてよさそうだ。12歳馬Hunters CallはやはりGlobal Citizenのペースにはついていけなかったようで大敗に終わった。
〇 Scilly Isles Novices' Chase (G1) 2m4f10y (Replay)
1. L'Homme Presse J: Charlie Deutsch T: Miss Venetia Williams
Pic D'Orhyがゆったり逃げる展開を好位で追いかけたL'Homme Presseが第11障害辺りから前に出ると、そのまま後続を突き放す一方で、終わってみれば21馬身差の圧勝とした。L'Homme PresseはこれでChaseは4戦4勝とした。Hurdleでは殆どキャリアを積まなかった馬だが、Chaseではそのいずれもで圧倒的な強さを見せており、今回はさらにそのパフォーマンスを上げてきた。G1競走とはいえさほどメンバー的には強力ではなかったこと、どうしてもゴール前に上り坂があることで差がつきやすいSandownのコース形態もあるのだが、それにしても圧倒的な走りであった。飛越も安定しており、現時点のこの路線では一枚抜けた存在と考えていいだろう。Mister Coffeyが2着だが、これは勝ち馬を無理に追いかけていかなった分だろう。Howden Noel Novices' Chase (G2)を勝ったPic D'Orhyは最後完全に息切れして3着。途中で障害を破壊していたFugitifはPic D'Orhyからさらに30馬身遅れた4着に終わった。
Wetherby (UK) Good
〇 Towton Novices' Chase (G2) 3m45y (Replay)
1. Ahoy Senor J: Derek Fox T: Miss Lucinda Russell
終始先頭を走ったAhoy Senorがそのまま勝利した。Ahoy Senorは前走はKauto Star Noviecs' Chase (G1)でBravemansgameの2着に入っており、Chaseは2勝目とした。前走は勝ち馬に対してどうにも飛越が危なっかしいところが目立っており、今回は進境は見せてはいたものの、やはりどうにも若干もたもたと飛越するようなところがあった。ひとまず能力的には高いものがありそうだが、今回は自分のペースで走った利も大きそうで、上のクラスで戦うにはもう少し飛越の向上が必要だろう。
Leopardstown (IRE) Yielding
〇 Nathaniel Lacy & Partners Solicitors '50,000 Cheltenham Bonus For Stable Staff' Novice Hurdle (G1) 2m6f45y (Replay)
1. Minella Cocooner J: Danny Mullins T: Willie Mullins
超絶名前が長いG1競走。Dublin Festivalの第1レースなのだからもう少しなんとかならないものだろうか。レースはMinella Cocoonerが引っ張る展開で、好位からEric Boodaxe、Hollow Games。じわじわとHollow Gamesが逃げるMinella Cocoonerに接近するも、最終コーナーから加速を掛けたMinella Cocoonerが後続を振り切り勝利した。
Minella CocoonerはHurdleは2勝目とした。前走はMaidenを勝ってきたばかりの馬で、どうにも仕草に若さがあるのは仕方がないのだが、今回は気分よく逃げたことによる恩恵もあっただろう。Minella Croonerが2着に入った。同じような名前だがこちらはGordon Elliott厩舎の馬ある。この馬もMaidenを勝ってきたばかりの馬で、道中は中段から後方に居たのだが、そこから足を伸ばしてHollow Gamesまで競り落としてくるのだから大したものである。Monksfield Novice Hurdle (G3)の勝ち馬で、この中では比較的実績のあったHollow Gamesはさすがのレース運びの上手さを見せたが、最後はMinella Cocoonerに振り切られ3着。前走のLawlor's of Naas Novice Hurdle (G1)もGintoから4馬身遅れた3着に終わっており、安定勢力として信用はできそうなのだが、比較的経験が少ないメンバーが相手だっただけに少々物足りない結果に終わってしまった。
〇 Racing TV '12 Per Month This Weekend Only' Spring Juvenile Hurdle (G1) 2m (Replay)
1. Vauban J: Paul Townend T: Willie Mullins
人気薄のScenic Lookが逃げるも馬群は密集して進行。外からじわじわと上がってきたVaubanがFil Dorを競り落とすと、そのまま3馬身差をつけて勝利した。3着にはIl Etait Tempsが入った。
この時期のJuvenile Hurdleはどうしても極端なレースになることがあるのだが、今回は比較的経験が少ないメンバーということもあり、かなりゆったりとしたペースからの上り勝負となっている。VaubanはHurdleは初勝利。フランスではVichyで平地のListedを勝ってきた馬で、平地のスピード能力という点ではここでは上であった。ただし前走はその後Cheltenhamで非常に強い競馬を見せるPied Piperの2着に入っており、単にフラットのスピードが生きたレースとも片付けられないところだろう。どうにも道中は引っかかって走るような場面があり、この辺りはもう少し改善されて欲しいところ。Knight Frank Juvenile Hurdle (G2)を含む3連勝で挑んできたFil Dorが2着で、例によってレース運びの安定感という意味では信用ができそうな馬である。全くの人気薄だったIl Etait Tempsが3着に入った。Willie Mullins厩舎ということでなにかしらの意図があった可能性もあるのだが、Hurdle初参戦の馬がここまで食い込んでくるというのはレースレベル自体もやや疑ってかかった方がいいかもしれない。
〇 Irish Arkle Novice Chase (G1) 2m1f43y (Replay)
1. Blue Lord J: Paul Townend T: Willie Mullins
Rachael BlackmoreのSaint Samが飛ばす展開も、Riviere D'Etel、Blue Lordがこれを追走。最終コーナーからこの人気2頭が捲ってくると、最終障害をミスしたRiviere D'Etelに代わって前に出たBlue LordがRiviere D'Etelの反撃を抑えて勝利した。
Blue LordはこれでChaseは3勝目とした。ここ2戦はBeginners ChaseやNoviceの平場戦を使っており、重賞クラスという意味では初めての参戦である。Hurdleでは16fのNovice HurdleのG1クラスで入着を繰り返していた馬で、これがこの馬にとって嬉しい初めてのG1勝利となった。Saint Samがかなり早いペースを作ったことで若干戸惑うような場面もあったのだが、いきなりこのクラスでこれだけ走れれば上出来だろう。残念ながらFerny HollowがCheltenham Festivalに出走しないことが明らかとなっている現在、この路線においては中心的な役割を果たすことが期待される。もったいなかったのがRiviere D'Etelで、最終障害のミスとそのままBlue Lordに前に入られたことで大きなロスがあった。前走のRacing Post Novice Chase (G1)でもFerny Hollowから1馬身差の2着に敗れており、今回は内容としては勝ちに等しいものだけに、そのうちいいことがあって欲しい。昨シーズンはJuvenile Hurdleの重賞クラスで頑張っていたSaint samが3着で、前2頭には及ばなかったもののこの馬もどこかで重賞を取れる能力を持っていそうだ。やはりJuvenile Hurdleからの組で、前走のBeginners Chaseでいい勝ち方を見せていたHaut En Couleursは早々に落馬に終わった。
〇 Irish Gold Cup (G1) 3m61y (Replay)
1. Conflated J: Davy Russell T: Gordon Elliott
Dublin Racing Festival1日目のメインレース。なぜかAsterion Forlongeが1番人気に推されていた。レースは例によってFrodonと連覇を目指すKemboyが引っ張る展開で、Conflatedが好位から、Minella Indo、Asterion Forlongeなどは中段から。そのままFrodonとKemboyは仲良く引っ張るも、最終コーナーから好位にいたConflatedが抜け出し後続を突き放す。中団からMinella Indo、Janidilなどが出てくるもConflatedとの差はなかなか詰まらず、そのままConflatedが6馬身差をつけて勝利した。
ConflatedはFoxrock Handicap Chase (Grade B)から連勝とした。Novice時代にはG1路線への参戦歴もありG3競走も勝利しているのだが、G1競走ではだいぶ足りなかったようで、今シーズンは主にハンデ戦を使っていた。20ハロンか24ハロンかレース選択には迷いがあったようで、本来ここに出走してくるのもやや不思議な戦歴の馬なのだが、ここでは驚きの走りを見せた。好位でゆるゆると進めながら最終コーナーから一気に加速してそのままゴールまでスパートをかけ続けるというレース運びはLeopardstown競馬場において理想的な勝ち方であり、人気薄ではあったものの内容としては実績馬を圧倒するものであった。このスパート能力はCheltenhamでも見てみたいところであり、CheltenhamとLeopardstownの性質の差を考察する上で非常に興味深い試みとなるだろう。
今シーズンはさっぱりいいところがなかったMinella Indoはようやく結果を残した。Cheltenham Gold Cup (G1)ではJack Kennedy騎手がかなり上手く乗ったような面があり、ここのところはRachael Blackmore騎手とのコンビで上手くいかなかったのだが、今回はRobbie Power騎手に乗り替わっていた。もしかするとこの馬はRobbie Power騎手やJack Kennedy騎手のような馬に対してガツガツと当たっていける騎手の方がいいのかもしれない。LeopardstownからCheltenhamへの変更はこの馬に取ってプラスになるだろう。今シーズン好調のJanidilはMinella Indoから僅差の3着で、前走は初の24fというところで最後息切れしたようなところもあったのだが、今回は進境を見せるレースであった。前評判的には格下感もありそうだが、軽視してよい馬ではないだろう。
人気のAsterion Forlongeは勝負所でミスを連発して4着。Leopardstownの勝負所でミスをしては馬群から置いて行かれるのは仕方がないことであり、最後は脚を伸ばしているだけに今回の敗戦は度外視してよさそうだ。連覇を狙ったKemboyはできればこの馬のペースで進めたかった感があり、今回はFrodonにペースを乱されたことによるものだろう。メンバー次第でもう一度チャンスがあってもよい馬である。Delta Workはどうにもスランプから抜けだせていないような敗戦。もう少し馬場が渋った方がよいのは確かなのだが、得意のLeopardstownでこれだけ走れないとなると、そろそろ年齢的なものを疑ってもいいかもしれない。Frodonはさっぱり抵抗できず大敗に終わった。なにかと人気のある馬だが、やはりアイルランドの24f Chase路線のG1級のメンバーには太刀打ちできないと考えた方がよいだろう。Down RoyalのChampion Chase (G1)でGalvinを下した実績もあるのだが、やはり当時は相当楽なレースであったと考えてよさそうだ。Cilaos Emeryは早々から飛越が安定せず、途中で落馬に終わった。
〇 Goffs Future Stars National Hunt Flat Race (G2) 2m (Replay)
1. Facile Vega J: Mr Patrick Mullins T: Willie Mullins
名牝Quevegaの産駒Facile Vegaが12馬身差の勝利。これでNational Hunt Flatは2戦2勝とした。Quevegaの産駒としてはこの上にPrincess VegaというBeat Hollowの産駒がいるのだが、こちらはHurdleを3戦してMaidenを1勝したのみに留まっている。
2/6(日)
Leopardstown (IRE) Yielding (Yielding to Soft in places)
〇 Ladbrokes Novice Chase (G1) 2m5f61y (Replay)
1. Galopin Des Champs J: Paul Townend T: Willie Mullins
早々に人気の一角Capodannoが落馬するアクシデント。人気薄のFrench Dynamiteが引っ張るも、早々に後続が接近。途中から先頭に立ったGalopin Des Champsがそのままリードを開くと、頑張って食らいついてきたMaster Mcsheeに9馬身差をつけて勝利した。
Galopin Des ChampsはChaseは2勝目とした。昨シーズンは距離を延長して結果を残してきた馬で、Irish Mirror Novice Hurdle (G1)ではGentlemansgameに12馬身をつけて勝利している。ここではかなりNovice Chaseの実績馬も集まっていたのだが、Chase2戦目にも関わらずこれだけのレースを見せるのだから能力が違っていたと考えるしかないだろう。昨年のChanelle Pharma Novice Hurdle (G1)では単勝100倍の前評判だった馬というのが信じられないところである。Faugheen Novice Chase (G1)を勝ったMaster Mcsheeが2着。とりあえず実績馬の中では結果を残したが、さすがに勝ち馬とは能力が違った。Chase未勝利ながら頑張ったのがGaillard Du Mesnilで、この馬自体Novice HurdleのG1は2勝している能力馬である。どうにも飛越がいまいちでChaseでは結果が出せていないのだが、飛越が向上してくればもう少しやれるだろう。
〇 Dublin Chase (G1) 2m1f43y (Replay)
1. Chacun Pour Soi J: Paul Townend T: Willie Mullins
途中でChacum Por Soiを制してDunveganが前にいく展開も、途中から先頭に立ったChacun Pour Soiがそのままリードを開いて12馬身差の圧勝とした。
Chacun Pour Soiはこのレースは3連覇とした。昨年のようにシンプルにスピードを生かす競馬を得意とするこの馬にとって、このLeopardstownのような競馬場はこの馬向きであり、G1とはいえやや格下のメンバーが集まったここでは納得の勝利であった。おそらくQueen Mother Champion Chase (G1)を目指すものと思われるが、昨年は案外な3着に終わっており、Cheltenhamへの適性という面では少し考えた方がいいかもしれない。Dan & Joan Moore Memorial Handicap Chase (Grade A)を勝ってきたDuveganは強敵相手に頑張っての2着で、アイルランド16f Chaseであれば力量上位であることを示した。Captain Guinnessは落馬だったりとなにかといいことがないのだが、今回はスムーズに運ぶもDuveganから4馬身離れた3着。イギリスのGreaneteenもいたのだが、こちらは前半から前々で運ぶも、早々に脱落して最下位に終わった。
〇 Irish Champion Hurdle (G1) 2m (Replay)
1. Honeysuckle J: Rachael Blackmore T: Henry de Bromhead
圧倒的人気を背負ったHoneysuckleが好位から抜け出すと、そのまま後続に6馬身差をつけて勝利した。Honeysuckleはこれで14戦14勝とした。メンバー的にはここまででほぼ勝負の付いた面々ばかりであり、内容的にもこれまで通り危なげのない圧勝といったところで、レース内容としてはHoneysuckleの強さばかりが目立ったレースであった。Matheson Hurdle (G1)でSharjahの2着に抵抗したZanahiyrが2着で、Juvenile Hurdleからの上り馬としてはなかなかに力をつけているようだ。CheltenhamでもHoneysuckleの二番手候補くらいにはなるだろう。昨シーズンChampion Novice Hurdle (G1)を勝ったEchoes In Rainはここ2戦は案外だったのだが、ようやくここにきて格好をつける3着。元々の能力は評価されていた馬であり、なんとかこれくらいは頑張って欲しい。
〇 Tattersalls Ireland Novice Hurdle (G1) 2m (Replay)
1. Sir Gerhard J: Paul Townend T: Willie Mullins
するすると逃げたSir Gerhardがそのまま後続を突き放すと、Three Stripe Lifeに6馬身差をつけて勝利した。Sir GerhardはこれでMaidenから連勝とした。Champion Bumper (G1)ではKilcruitを抑えて勝利してきた素質馬で、やや飛越に怪しい部分はあったのだが、これだけの実績馬が揃ったレースでここまで危なげのないレースをするのだから能力的には抜けているのだろう。今シーズンの16ハロンNovice Hurdleでは非常に楽しみな一頭になりそうだ。Future Champions Novice Hurdle (G1)でMighty Potterの2着に入ったThree Stripe Lifeが2着。この馬も遡ればChampion Bumper (G1)でSir Gerhardの4着もある馬だが、さすがに今回は相手が悪かったようだ。Royal Bond Novice Hurdle (G1)の上位馬My Mate Mozzie、Statuaireもいたのだが、いずれも大敗に終わった。
Pau (FR) Tres Souple (4.1)
〇 Grand Cross De Pau Reverdy (Listed)
Cross Country Pour tous chevaux de 6 ans et au-dessus ayant reçu 12.000 en steeple-chase (victoires et places). 6300m (Replay)
1. Saint Godefroy J: Felix De Giles T: Patrice Quinton
Crystal Cup第1戦。馬群は比較的固まって進行する展開も、好位から抜け出したSaint Godeforyが後方から進出してきたOtchoa Rougeを凌いで勝利した。Saint GodefroyはこれでPauのCross Countryは6連勝とした。前走のPrix John Henry WrightでもBlason D'or以下を寄せ付けない安定した勝利を上げており、これでTrophee National Du CrossとCrystal Cup第1戦のいずれも制したことになる。フランスCross Countryは元チャンピオンのEasyslandがイギリスGrand Nationalに色気を持っており、David Cottin厩舎からJonjo O'Neill厩舎に移籍したこと、さらにGrand Steeplechase Cross Country de Compiegneで強い競馬を見せたPrengardeもアイルランドに移籍したことからやや空き巣のような状態にあったのだが、少なくともPauのCross Country路線ではやや抜けた存在と考えてよいだろう。ここまでPauのCross Countryを専門に使ってきた馬だけにその動向が注目される。前走のPrix John Henry Wrightでは落馬に終わったOtchoa Rougeはこの馬本来の後方待機策で2着。今回は全体的に急激にペースが上がる場面がなく、この馬にとっては比較的乗りやすい展開であったと想定される。昨年の2着馬Lucky Net Loveが3着。同4着のFayasが4着に入り、この辺りは安定勢力と考えてよいだろう。昨年3着のBlason D'Orも好位から進めたのだが、最終コーナーで転倒。まともなら入着まであっただろう。2019年の2着馬で、2019年にはSuper U Craonを制した古豪Parc Monceauは前半の障害のミスで故障を発生。残念ながら助からなかったそうだ。
その他
〇 Grand National: Tiger Roll and Minella Times among 107 entries (Racing TV)
2022年のGrand Nationalの登録馬として、アイルランド調教馬53頭を含む107頭が発表された。過去の勝ち馬としてTiger Roll、Minella Timesが名を連ねている。イギリス・アイルランド外からの登録馬はなかったが、元フランスCross Country Specialistで現在イギリスJonjo O'Neill厩舎に所属するEasyslandも登録している。
どうやらPardubice競馬場の要請により、チェコ競馬産業における農業省からの補助金は平地競争が減額される一方で障害競馬が大幅に増額されるようだ。Pardubice競馬場の提案では、この決定は障害競走の開催のためのコース管理コストの高さに起因するものらしい。
上記の決定を受け、Karlovy Vary競馬場は競馬開催日程を再検討するそうだ。特に電気料金の高騰と平地競争に対する補助金の減額に起因する収入源が理由である。
〇 Footballeurs et galopeurs : une grande histoire d'amour (France Sire)
サッカー選手と競馬との関係に関する特集記事。
〇 Explosive documents reveal mistrust, bribery accusations (RSN)
元ORC(Oakbank Racing Comittee)のメンバーであるFrances Nelsonにより地方裁判所に対してORCとRacing SAの間のやり取りを公開するよう請求が行われ、それが受理されたようだ。