にげうまメモ

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24/04/07 Weekly National Hunt / Jump Racing

4/1(月)

Fairyhouse (IRE) Soft to Heavy

O'Driscoll's Irish Whiskey Juvenile Hurdle (G2) 2m (Replay)

1. Bottler'secret (IRE) J: Keith Donoghue T: Gavin Cromwell

途中からGivemefiveが前に行く展開も、残り3障害地点から前に出たBotter'secretがKarl Des Tourelles以下を振り切って勝利した。

Bottler'secretはこれでHurdleはNaasのWinning Fair Juvenile Hurdle (G3)から2戦2勝とした。前走はいきなりのHurdle戦にも関わらず11馬身差の圧勝と立派なパフォーマンスを見せており、今回も引き続きの快勝劇となる。とはいえメンバー的にはどちらかというと狭間の重賞競走の面々といったところで、比較的ゆったりとした展開の中、Almanzor産駒のMiss Manzorがやや踏み遅れたという展開利もありそうだ。この馬自身Cheltenhamをスキップした経緯も踏まえると、更なるメンバー強化にどこまで対応できるかは少し注意した方がいいだろう。そのMiss Manzorは後方から進めるも3着。Boodles Juvenile Hurdle (G3)で3着の実績のあるCracksman産駒のNdaawiは好位から進めるも脱落し6着に終わった。Cheltenhamの遠征疲れがあった可能性はありそうだが、もう少し恰好を付けて欲しかったというのが正直なところである。

 

Rathbarry & Glenview Studs Hurdle (G2) 2m4f45y (Replay)

1. Brewin'upastorm (IRE) J: Jack Kennedy T: Olly Murphy

かなりのんびりとしたペースで進んだレースはBrewin'upastormがZarak The Braveを抑えて勝利した。Brewin'upastormはイギリス調教馬で、2023年のNational Spirit Hurdle (G2)以来の勝利となる。とはいえ基本的にCheltenham Festivalの主要競走には向かわず、それ以外の競争を転戦するのが通例のようだ。今回はあえてFairyhouseのこの重賞競走に目を向けて結果を残したのは喜ばしいことだろう。Champion Hurdle (G1)でState Manの4着に入ったZarak The Braveが2着だが、レースとしてはほぼ終いの上がり勝負となっており、あまり今後に向けて参考となるタイプのレースではなかったものと思われる。

 

Mclnerney Properties Fairyhouse Chase (G2) 2m3f160y (Replay)

1. Journey With Me (IRE) J: Darragh O'Keeffe T: Henry de Bromhead

前半から人気を背負ったSaint Samが元気いっぱい後続を突き放して大逃げを打つ展開も、早々に捕まって後退。代わって出てきたJourney With MeがAppreciate It以下を振り切って勝利した。

降りしきる雨でこのレースから馬場はHeavyとなっている。Journey With MeはMahlerの産駒で、重賞競走はNaasのNovice ChaseのG3に続いて2勝目とした。昨シーズンのDooley Insurance Group Champion Novice Chase (G1)では途中で落馬に終わっているが、今回のレース運びとしてはどちらかというとゆったりとしたペースで淡々と走り続けるような勝ち方をしており、再度の距離延長に期待が持てるレース内容であった。今年で10歳となるAppreciate Itが2着だが、おそらくこれは脚が上がって苦しくなった際のスピードの減衰性の違いによるものだろう。人気のSaint Samは謎の暴走劇を見せたのちあっさり失速しており、さすがにもう少し戦術は考えて欲しかった。

 

Irish Grand National (G3) 3m5f24y (Replay)

1. Intense Raffles (FR) (AQPS) J: J J Slevin T: Tom Gibney

雨が降り続ける中でのレースとなったIrish Grand National。全体で20頭と、2002年の17頭*1以来最も少ない出走頭数となった。トップハンデを背負っていたのがOfficial Ratingで148を持つMinella Cocoonerであった。レースはFrontal Assaultが前に行くも早々に隊列は落ち着いて進行。残り4障害地点でミスがあったIntense Rafflesが立て直して前に出ると、追いかけてきたAny Second Now、Minella Cocooner以下を振り切って勝利した。

Intense Rafflesは元々フランスでデビューした馬で、AuteuilのSteeplechaseのClasse 2辺りでコンスタントに勝負をしていたようだ。今年からアイルランドに移籍しており、ここまではRated Novice Chaseを走っていたようだが、今回はいきなりの大舞台での勝利、これでアイルランド移籍後は3戦3勝とした。比較的重い馬場を得意とする傾向のあるMartalineの産駒とはいえいきなりのメンバー強化でここまでやれるというのはなかなか立派な内容だろう。ただしレースとしてはHeavyの馬場において淡々と進みつつバテた馬から順に脱落していくマラソンレースといったところで、馬場が速くなった際の対応については引き続き注意した方がいいかもしれない。また、JJ Slevin騎手が馬群の中に入れずにスムーズに運んだ利もあった。今年で12歳となるベテランでNational SpecialistのAny Second Nowが健闘しての2着に入った。おそらくレーティングや近年の勢いを考えてAintreeへは向かわなかったものと思われるが、今シーズンは4戦していずれもあまりいいところのなかった馬がいきなり走るのだから高齢馬というのはわからないものである。トップスピードよりもステイヤー資質を要求されるレースだけに高齢馬でも対応ができたという可能性はありそうだが、この年になっても未だにここまで競争馬としての可能性を残しているということには驚くべきだろう。トップハンデを背負ったMinella Cocoonerが頑張って3着に来た。今シーズンからNovice Chaseを走っている馬で、Leopardstownの名前の長い22fのNovice G1では逃げて結果を残した馬だが、一方でここまでのレース振りを見るとトップスピードでどうこうというよりはスピードの持続性能を生かすタイプのように思われる。前で運んだFrontal Assaultが4着。これは展開的な助けもありそうだ。軽量馬のHistory of Fashion、We'llhavemanとかなり遅れての入線で、馬場を気にしてかだいぶゆったりと運んだとはいえ、レースとしてはかなり厳しい内容となったと思われる。

 

4/3(火)

Compiegne (FR) Tres Lourd (5.1)

〇 Prix Des Benjamins (Classe 2)

Haies Pour poulains entiers et hongres de 3 ans, n'ayant pas, reçu 27.000 en courses de haies (victoires et places). 3200m (Replay)

2. Early Mist (FR) J: Lucas Zuliani T: Lageneste & Macaire

Goliath Du Berlais産駒の牡馬Early Mistが出走しており中段から脚を伸ばすも2着に終わった。Early MistはこれでHaiesはCompiegneのデビュー戦から2戦2勝とした。レースとしては馬場も気にしてかかなりのんびりとしたペースで進行する上がりの勝負だが、どうにも勝負所で加速が遅いのか馬群を捌くのに苦労しており、これが勝ち馬との差に繋がった感もある。勝ったのはBattle of Marengo産駒のSony Billで、Fontainebleauのデビュー戦から2戦2勝とした。Clovis Du Berlaisの産駒で前走FontaineblaeuのClasse4を勝ったMessyは前で運ぶも最後脱落して3着。牡馬としてはTaj Mahal産駒のArtisanも出走していたが、こちらはいいところなく6着に終わった。

 

Prix Journaliste (G3)

Steeplechase Pour tous chevaux de 5 ans et au-dessus 4100m (Replay)

1. Uncheckable (GB) J: Ludovic Philipperon T: Mlle Giada Menato

レースはSpes Militurfが引っ張る展開も馬群は固まって進行。そのままSpes Militurfが後続を振り切りにかかるも、馬群の中を抜けてきたUncheckableがLudovic Philipperon騎手の派手なガッツポーズとともに勝利した。2着にはGage De Reussiteが入った。

Uncheckableはフランスでは珍しいイギリス生産馬で、昨年11月にPrix Roger Saint (Listed)を勝利しているCompiegneのSteeplechaseのSpecialistである。今回は実績のあるSpes Militurfが71kgに対してこの馬は67kgと恵まれた感もあるが、特にコースで結果を残した。ただしAuteuilには2022年の11月にHaiesを一度走ったきりで、もしかするとこのままCompiegneを使い続ける可能性もありそうだ。CompiegneやPauと転戦しているGage De Reussiteが2着。Uncheckableに対してやや踏み遅れた印象のある2着で、展開次第では逆転もあったかもしれない。Spes Militurfは最後差されての3着で、71kgの斤量面を考えればこれでよさそうな感もあるのだが、一方でAuteuilのG1クラスを目指すのであればこのくらいはという感もある。

 

4/6(土)

Auteuil (FR) Tres Lourd (5.6)

〇 Prix Champoreau (Classe 1)

Haies Pour pouliches de 3 ans 3000m (Replay)

1. L'Heritiere (FR) J: Angelo Zuliani T: Francois Nicolle

軽快に引っ張ったKirakineを捉えてEntourloupeが前に出るも、その後ろから出てきたL'HeritiereがDiamond Du Berlaisを抑えて勝利した。L'Heritiereは2018年のGrande Course De Haies D'Auteuil (G1)での18馬身差の圧勝をはじめ、フランスHaiesにて16戦13勝、G1は3勝と当時のHaiesで無敵の強さを誇った名牝De Bon Coeurの第1仔で、これがデビュー戦であった。メンバーとしては既にレースを経験したことのある馬が相手で、Entourloupeの69kgに対してこの馬は66kgと恵まれた感はあるのだが、この馬の将来が楽しみになるレースを見せてくれた。どうやらDe Bon CoeurにはこのDoctor Dinoの産駒の他にもJeu St Eloi、Persian Kingの産駒が存在するようでその活躍を楽しみにしたい。Zarakの産駒でFontainebleauから転戦してきたDiamond Du Berlaisが2着。Compiegneでデビュー戦を飾ったGoliath Du Berlaisの産駒Entourloupeはやや強気に立ち回るも最後は捕まっての3着で、Tres Lourd (5.6)という異質に重い馬場のことを考えるともう少し慎重なレースでもよかったかもしれない。

 

Prix De Pepinvast (G3)

Haies Pour tous poulains et pouliches de 4 ans. 3600m (Replay)

1. Kingland (IRE) (AQPS) J: Kevin Nabet T: Francois Nicolle

牝馬Karaktaが軽快に引っ張るもこれにLosange Vert Bleu、Kinglandがついて行く。勝負所から前に出てきたKinglandが後続を振り切ると、終盤で落馬したBon Garconを尻目にSultan Pierjiに約15馬身差をつけて快勝した。

Kinglandはアイルランド生産馬のAQPSで、2023年にフランス障害競馬に出走のあったAQPSにおいて唯一のアイルランド生産馬となかなか珍しい存在である。なお、他にはJazz Moonというイギリス生産馬も存在するのだが、おそらく既に登録を抹消されているようだ*2。レースとしてはKaraktaがそれなりに締まったペースを作る中、人気のLosange Vert Bleuがやや終盤失速するところをただ一頭抜けてきたという強い内容だが、とはいえさすがにTres Lourd (5.6)という異常に重い馬場のことを考えると馬場適性に拠るところを考えた方がいいだろう。Compiegneから転戦してきたSultan Pierjiが2着。勝ち鞍としてはFontainebleauのClasse4のみの馬であるが、常に善戦していることを考えると案外どこからで浮上してくる可能性もありそうだ。Prix D'Indy (G3)でLeon Du Berlaisの2着のあるLosange Vert Bleuは終い苦しくなって3着。やや前を見ながら上手く進めたBon Garconは勿体ない落馬に終わった。

 

Prix Murat (G2)

Steeplechase Pour tous chevaux de 5 ans et au-dessus. 4400m (Replay)

1. Youtwo Glass (FR) J: Nicolas Gauffenic T: Mme Daniel Mele

"Grand Steeplechase Masters"の第3戦。Il Est Francaisの復帰戦として注目が集まっていた。レースはGallipoliが前に行くも水壕の辺りから前に出たIl Est Francaisが先頭に。しかしこれにYoutwo Glassが強気に絡んでいくとIl Est Francaisは終盤になって失速。ついてきたGallipoliとの叩き合いはYoutwo Glassに軍配が上がった。

Youtwo GlassはPauのSteeplechaseのSpecialistで、前走はPrix Robert De Clermont-Tonnerre (G3)に参戦するも前からはかなり置いて行かれての5着に終わっていた。昨年3月のPrix Troytown (G3)に参戦するもさっぱりいいところなく終わっており、今回は基本的にTres Lourd (5.6)の馬場が味方したものと考えていいだろう。これでGrand Steeplechase Masters3戦全てで2着となるGallipoliがまたもや2着。Gran Dioseは最後苦しくなってやや離れた3着、3月にClasse1を勝ってきたChorail Debelairはさらに遅れての4着となった。期待されたIl Est Francaisは終始伸びのある素晴らしい飛越を見せていたが、終盤に苦しくなって脱落。さすがに馬場が重すぎた可能性もあるが、何かしらの問題があったことも示唆されているようだ*3

 

Bratislava (SVK) 4.2 (dobrá až měkká / Good to Soft)

〇 Memoriál Jindřicha Němčanského

Proutky - - 3600 m, cena, 4letí a starší 3.000 EUR (Replay)

1. Dionis (GER) J: ž. Jan Faltejsek T: Tůma Pavel

この日から始まったスロバキアの2024年シーズン。Martin CagáňのMeghanが元気よく前に行くも、これを追いかけたDionisがMeghanを13馬身ほど突き放して快勝した。Dionis自身は2021年のスロバキアダービーの4着がある馬で、2022年はMeranoのCorsa Siepi Dei 4 Anni (G1)でフランスのRoyale Margauxの2着に入っていた。昨年は主にチェコで走っていたようで、このままチェコ・スロバキア辺りのProutky又はSteeplechaseでは上位争いを期待できそうだ。昨年のVeľká topoľčianska steeplechaseを勝ったスロバキアのMeghanが2着に入った。スロバキア生産馬としてこれが初の障害戦となったHaileyは早々に途中棄権となったようだ。

 

51. Jarná cena MČ Petržalka

Steeplechase - - 3800 m, cena, 5letí a starší 3.300 EUR (Replay)

1. Fort Ryan (SVK) J: ž. Pavel Složil ml. T: Brečka Jaroslav

Jan FaltejsekのChittussiが引っ張る展開で、番手から同じ勝負服のGatsbyが構えるも、Gatsbyはもたもたした飛越で脱落。そのままChittussiが引っ張るも、番手にいたFort Ryan途中から前に出ると、再度追いかけてきたChittussiを振り切って勝利した。

Fort Ryanは今年で10歳となるスロバキアのベテランで、昨年は5000メートルの距離で行われたVeľká starohájska steeplechaseでGreek Dessertを振り切って勝利している。一方でこれまでに何度かPardubiceに遠征するもいずれも上手くはいかず、おそらく今シーズンもスロバキア国内でというローテーションになりそうだ。昨年のCena ČASCHで2着に入ったChittussiが再度差を詰めての2着。スロバキアの11歳馬Royal Ginoもあまり差のない3着に入り、このあたりは比較的上々のシーズン初戦を走ったと言えよう。2022年のCena Vltavyを快勝したGatsbyはこれが約1年ぶりの出走であったが、どうにももたもたした飛越で落馬に終わった。能力のある馬であることは確かで、これを叩いて良くなって来ればよいのだが。

 

4/7(日)

Lion D'Angers (FR) Tres Lourd (6.0)

〇 Prix Bourgeonneau (Classe 2)

Cross Country Pour tous chevaux de 6 ans et au-dessus, n'ayant pas, en steeple-chase, depuis le 1er janvier de l'année dernière inclus, été classés dans les trois premiers d'une course de dotation totale de 52.000 5200m (Replay)

1. Ever Forget Me (FR) (AQPS) J: Alexandre Orain T: Eric Leray

Tres Lourd (6.0)と極めて重い馬場で行われたLion D'Angersの開催。坂を登る辺りで前に出てきたEver Forget Meがそのまま大差をつけて勝利した。Ever Forget MeはNidorの産駒でDurtalのClasse2から連勝とした。昨年のDurtalのGrand CrossではHawaxの2着と頑張っているようで、今回はだいぶ重馬場に助けられた感はあるのだが、とはいえ10歳となったこの時期にかけて力をつけてきた可能性もありそうだ。番手を走っていたGumpchopが落馬した影響で大差の2着にはEtoile Du Piloriが入った。Wal Cassandreは途中で障害手前で逃避していたのだが、その後どうやら完走を果たしたようだ。

 

Moulins (FR) Tres Souple (3.8)

〇 Prix Du Premier Pas (Classe 4)

Haies Pour tous poulains et pouliches de 3 ans, n'ayant pas, en course de haies, reçu 3.000 (victoires et places). 3500m (Replay)

1. Volovo (FR) J: Giovanni Boinard T: Nsl. Williams

レース映像の画質としては一昔前の雰囲気があるのだが2024年のレースである。なお画面の端に見える上り坂はCross Country Courseの一部として使用される。レースは中段から出てきたVolovoがIllahoを振り切ると、追いかけてきたDakivanを抑えて勝利した。VolovoはChoeur Du Nord産駒の牡馬で、馬場にはNimesやPompadour等で計5勝を挙げたYbarraを有する。Ybarra自身は既に輸出されているようで、兄弟に目立った活躍馬はいないようだが、その動向には注意しておきたい。

 

Ballarat (AUS) Soft6

〇 Ciaron Maher Racing Hurdle

Handicap. No age restriction, No sex restriction. No class restriction. Apprentices can claim 3250m (Replay)

1. Rising Renown (NZ) J: Aaron Kuru T: Aaron Purcell

元々はHamiltonで予定されていた開催であるがBallaratに移動となった。レースは人気のOkatainaが元気よく前に出てくる展開で、一時は後続を大きく突き放して逃げ込みを図るも直線に入って脚色がいっぱいに。後方から追い上げたRising RenownがEl Diezを振り切って勝利した。Okatainaは3着まで。

Rising Renownは昨シーズンからHurdleを使っている馬で、8月には0-114 Hurdleの勝利、Gotta Take Care Hurdleでは3着の実績がある。今年はこれがHurdleとしては始動戦であったが結果を残した。やや前が引っ張り過ぎた感のある展開を利して追い込んだ印象はあるが、昨年と比較して馬が良くなっている可能性に期待したい。El Diezはさらに後方から追い込んでの3着。Maidenでいい勝ち方をしたOkatainaは良質なスピードを見せていたが、最後はいっぱいになって3着に終わった。75.5kgを背負ったCastertonのSteeplechaseのSpecialistであるElvisonは好位から進めるも脱落して7着だが、さすがに一叩きの内容と考えられるだけにこれでいいだろう。3月のWarrnamboolで勝利したCrosshillは今回は73.5kgと厳しかったようで、こちらは途中棄権に終わった。

 

〇 E Cycle Solutions Steeplechase

Handicap. Three-Years-Old and Upwards, No sex restriction. No class restriction. Apprentices can claim 3250m (Replay)

1. Mighty Oasis (GB) J: Tom Ryan T: Andrew Bobbin

SA州から遠征したMr Coyneが果敢に引っ張るも勝負所から馬群は密集。好位にいたMighty Oasisが先頭に出ると、追いかけてきたInstigatorを振り切って勝利した。

Mighty Oasisはすっかりこの路線では長くなった馬で、昨シーズンにはThackeray Steeplechaseの勝ち鞍がある。前走のWarrnamboolのOpen SteeplechaseではInstigatorの2着に敗れていたが、今回は自身のレースをして借りを返す格好となった。ややMr Coyneが独特のペースを作る中で好位で上手く運んだ利はありそうだが、とはいえ引き続き楽しみな存在となりそうだ。Mighty Oasisに対して1kgの負担があったInstigatorが差のない2着で、展開次第では引き続き逆転の可能性があるだろう。74kgのVanguardが3着に入り、斤量負担の大きい実績馬が上位に来る結果となった。