*2018年 Grand National Meeting 旅行記
パドックはちょうどゴールポストを過ぎた辺りにあるLord Sefton StandとEarl of Derby Standの裏にあります。例によってウィナーズサークル(Winners Enclosure)はパドックの端っこで、ゴールポストから1コーナー側に存在するLord Sefton Standの側に設置されています。2枚目の写真の奥がWinners Enclosureですね。その奥には検量室が見えます。Cheltenham競馬場の検量室はパドックの脇にあり、Winners Enclosureの辺りにいるといまいち騎手が出てくるところがわかりにくいのですが、Aintree競馬場だとこのWinners Enclosureの周囲にいると出てくる騎手が良く観察できます。むしろ声を掛けられるくらいの近さなので、もしかしたらサインも貰えるかもしれません。
Winners Enclosureの側からパドックを見たもの。一見段差が付いているため撮影しやすそうに見えますが、Cheltenham競馬場と異なり段差の手前の通路がかなり広いため、階段状の場所まで行くとかなり馬からは遠くなります。写真右手がスタンド・本馬場方向となっており、Winners Enclosureの正面から帰ってくるCheltenhamとは異なり、上位入線馬が横から入ってくる形となるため、Winners Enclosureに張り付いての撮影は少々難しいです。あと1着のポストの手前にはカメラマン用のお立ち台があり、これがなかなかに視界を遮るという。
馬の動きでも追いかけてみましょう。イギリス競馬としては一般的な流れですが。
装鞍所は例によってパドックの裏手、すなわちWinners Enclosureの側にあるWeighing Roomの裏にあります。こちらには階段状の座席が設置されており、のんびりと馬を見るにはいい場所となっています。なお、写真の馬はMonet's Gardenという2000年台に活躍した馬。RoR(Retraining of Racehorses)の活動の一環で来場していました。
Pre-parade Ringからスタンドとは反対側を通ってWeighing Roomを迂回するような通路を経由して馬はParade Ringへと移動します。パドックはCheltenhamよりも競馬場自体が広いせいか、さほど混んでいませんでした。もっとも、単に雨が降っていて寒かったというのも大きいと思いますが。
出走馬が周回を始めてしばらくするとWeighing Roomから騎手がぞろぞろ出てきます。階段状になっているところの中央を通って出てくるのですが、頑張って話しかければここでサインを貰えたりツーショットを撮ったりできるようです。さすがに話しかけるタイミングは気を遣いますが、騎手との距離が近いのはいいことですね。ちなみに騎手が出てくるタイミングは結構早いです。まだ出てきていない馬がいるなーとか思っていたら騎手が出てくるくらい。
サインを貰っているお子様。快く応じているのはHarry Skelton騎手。
緊張した面持ちで騎乗馬のところに向かう騎手。
Lord Sefton StandとEarl of Derby Standの間を通って本馬場へと向かいます。若干明るさが足りないのですが、わりと空いているので馬を見るにはいいポジションです。
上から見た図。中の人の安いチケットじゃ本来入ることはできなかったエリアですが。
返し馬。
例によって気が付いたらレースが始まっています。ファンファーレはなく、バリアスタートなので当然ゲート音もありません。実況がしゃべり始めたら走るかなといういつものノリ。あとLord Sefton Terrace辺りからだと1コーナーのところはよく見えますが、頼みの綱の大型モニターは全然大型じゃないのでよく見えません。National Courseに立ち並ぶ障害に立ち向かっていく馬たちの姿を期待してLord Sefton Terraceにしたのですが、そもそもNational Courseの第一障害はとても遠いので、スタンドから目視では全く見えません。双眼鏡でも持って行った方がいいかと。
写真はLord Sefton Standの横のEarl of Derby Stand。スタンドの構造としては大体この通りです。見ての通り、下の方はただの階段状の立見席です。上の方までいくときちんとした席があるのですが、下の方はわざわざチケットを買ってまで入場しなければいけないにも関わらず人権がありません。競馬を見るだけならそんなに苦労はしませんが、そもそもこの競馬場のモニターは大型(笑)モニターで、例によって大歓声で実況音声など期待できないので、できれば上の方の席を確保しておいた方がレースは見やすいのではないかと思われます。
Lord Sefton Standの下の方はレースが見えにくいので、結局最前列に張り付きます。
レースが終わった図。疲れた疲れた。
で、5着以下の馬は真っすぐ厩舎に帰るのですが、Lord Sefton TerraceとSilver Birchの間の通路を通って帰っていきます。ここではいい感じにくたびれて泥だらけになったむっつりした人馬が通って帰っていくので、ここは是非とも見ておきたいポイント。当然人気スポットなのでなかなかの混雑ですが。
これは人気馬を飛ばしたPaul Townend。表情が味わい深い。
一方で、4着以上の馬はLord Sefton StandとEarl of Derby Standの間を通ってWinners Enclosureに帰ります。CheltenhamはParade RingからWinners Enclosureに入る辺りで盛大な拍手と騎手のガッツポーズといういい盛り上がりポイントがあるのですが、Aintreeはどうにも微妙です。
スタンドに行く通路は大混雑ですが、意外とラチの周りなんかは空いていたりします。なので、馬を見ることに関しては特に不自由はしなさそうな印象です、が。
勝った馬を格好よく狙うのはどうにも難しく、こんな盗撮っぽい写真になります。
表彰式。